アンティーク

2010/05/24

瓶の底、変わる結晶

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※ケビントの中段

人でも、本でも、音楽でも、映画でも、思想でも。何でも。
何かに出会うことで
人の中身は日々変質する。
変わらないままであることなんてない。
気持ちは、いつだって、生物だ。

古くなってしまった自分自身の、一部。
剥がれ落ちる皮膚をプレパラートに載せて顕微鏡でみるような
そんな記憶の濾し方。

変わる、ということは。
絶対、ということもない、ということ。

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2010/05/15

暗闇の獅子舞

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大國魂神社「くらやみ祭り」の山車。
かつては、街灯を全て消した真っ暗闇の中で行われていたそう。「貴いものを見ることは許されない」という古来の儀礼に起因した伝統だったのだとか。

山車は大通りを何台も行き来していて、それぞれ乗っているものが違う。
これは獅子舞で、その他おかめ、ひょっとこ、天狐などがいる。
獅子舞の後ろでは笛と太鼓でずっと祭り囃子が奏でられている。
山車の後方には明かりで透けた簾越しに、交替要員なのか子供たちが乗っているのが見える。
その簾の様子に、平安時代の牛車(ぎっしゃ)を思い出す。

夜の闇の中を、提灯を沢山下げた山車が御囃子とともに巡行するというのは非常に風情がある。
怪しく照らされた獅子舞が敏捷に踊る様には何とも言えないかっこよさがあった。
お正月の呑気で愉快な獅子舞とはひと味違う。
「ダンスやります」という人は多いけれど、「獅子舞踊れます」という人はなかなかいないわね。それも、笑いをとる踊りではなくて、こちらが見入ってしまうような獅子舞ね。
どこで教えてくれるのでしょうね、獅子舞の踊り方。

こういう場にいると、日本の古来からある文化であったり風習であったりの美しさや繊細さに感嘆する。

お祭りに限らず、私は古い時代の美しいものが大好きで。
でもそれっていつからで、そしてどうしてなんだっけ?と考えてもわからない。
うちの両親は特にそういうものを愛でるタイプでもない。
実家を出て、自分の好きなインテリアを集めたりしはじめてみたら、自分の好みがわかってきた、という感じだったかな・・・。
今の街に住んだきっかけもそこにある。
アンティークのお店が多いらしいな、と気になって来てみたら、降り立った瞬間に「ここに住みたい」と思ったのでした。空気の肌馴染みの良さと直感で。

古き良き美しいものを、守ったり、甦らせたり。
どんどん、日本が美しいもので溢れると良いな。

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2009/02/15

アンティークケビントを買う

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アンティークのケビント(医療棚)は一時期とても欲しくて、でもちょうどいいものが見つからずそのままになっていた。
善福寺公園に行くついでに近所のアンティークショップ慈光を覗いた時に、私が以前欲しいと思っていたサイズそのもののケビントを見つけてしまった。
今までに慈光は何度も覗いているけれど、ケビントを見たのがそもそも初めてで、そしてそれが自分の家にぴったりのサイズ。アンティークのケビントはそもそもの流通量が少ないので、縁を感じて、一日検討した後に買ってしまった。

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まだ何をいれるか考えていないので、とりあえず以前山本商店で買った小瓶を収納。

棚の中なら猫にいたずらされないし、緑でもいれようか。

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2007/06/08

アンティーク振り子時計

Photo_26一年くらい前に、西荻の骨董品屋さん「トライフル」で購入した振り子時計。
トライフルは、小さいお店ながらも振り子時計の種類が豊富。
購入時には3つくらいで暫く悩んだ思い出が・・・。

文字盤は昔懐かしいセルロイド。
振り子のところの窓が、普通の硝子とダイヤ硝子の2パターンなところが何ともかわいい。
針の形も素敵。

横から中の仕掛けが覗けるのも面白い。
古いものなので一週間に一度は巻いてあげないといけないのだけれど、たまに忘れてしまって止まってしまう。・・・ごめん・・・。

外で振子時計があるとついつい見ちゃうのだけれど、「やっぱりうちの子が一番かわいい」とか思っちゃうくらいお気に入りの品。

そういえば、これを購入した時にもらったミントは、一度枯れかけたものの持ち直して、また元気に育ち中。

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2007/06/06

アンティーク山本商店と小瓶

P1010178今日は出掛けたついでに東北沢にある「アンティーク山本商店」へ。
キッチンに置く小さめの棚が欲しくて地下から二階まで見てみた。

茶系のモールガラスのとか、ダイヤガラスのとか。
はたまた小振りのアンティークのケビントか。
そんなかんじのものを探していたのだけれど、気に入る物は大きすぎて結局いいものはなかった。

山本商店は、数が多いのはいいのだけれど、所狭しと積み上げられているので見るのが大変。
人とすれ違えないし。
外国人のかなり恰幅のいいおばさんたちが見に来ていたけれど、通れたのかなあの狭い通路を・・・。

東北沢って、駅前がなんだか寂しい。
探索したらいいお店とかあるのかな。

P1010180_1山本商店で購入したアンティーク硝子小瓶。

こういう茶色の瓶やぽってりとした透明の瓶ってなんか好き。
そもそも硝子好き。

アイビーでもちょっと切って挿そうかしら。

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2006/12/15

ヴァセリンガラスのランプシェード

Img_0647先日、アンティークショップで1920年代のフランス製ヴァセリンガラスのランプシェードを購入。
ヴァセリンガラスとはウランガラスのことで、何となく「ウラン」より「ヴァセリン」の方が響きが好きなので、私はそちらの名称で呼んでいる。ウランガラスというと蛍光緑の何となく攻撃的なイメージで、ヴァセリンガラスというとあたたかな灯に包まれた柔らかいイエローのイメージなのです。
正確にはヴァセリンガラスはイギリスやアメリカでの名称らしいので、フランス製のこの子が怒りそうですが。
その名の通り、ガラスに発色剤としてごく少量のウランを加えることにより、淡い黄色や緑色の美しい色をつけたガラスのこと。19世紀にボヘミアで生まれ、ヨーロッパからアメリカや日本へ広がったと言われています。
ヴァセリンガラスは、真っ暗な中で紫外線ランプをあてると、黄緑色の蛍光色として輝く。
ウランウランというと、人体への影響が危ぶまれますが、ガラスに含まれるウランは微量で、人間一人の体内にある自然の放射能と同じ程度の量らしく、健康には全く影響がないらしいので安心。

Lb27_1日本でも大正時代につくられていましたが、核兵器開発の為にウランの使用が制限されたことにより、今では海外で僅かな量が生産されている程度だそう。

私が購入したシェードは、乳白色に透明のイエローの組み合わせで、細かなドレープがついている。
べっこう飴のような懐かしい色みのイエローだと、インテリアの色を選ばないので合わせやすい。

これを買うまでは、ずっと気に入るシェードが見つからず、先住の方が残していったごくごく普通の電器を使っていた。円形蛍光灯を取り付けるタイプだったので、蛍光灯を電球色にしてみたものの、やっぱり嘘っぽい電球色が気に入らなくてちっとも好きになれなかった。

前々から1つは欲しいと思っていたひらひらしたフリルのシェードで、思っていたよりも安かったので、えいやで買ってしまいました。
実際に部屋に取り付けた時に明るさが足りるか心配だったのですが(40W)、私が好きな感じの部屋になった。(※写真だと真っ暗闇ですけど・・・実際はちゃんと明るさがあります)

Img_0650灯りひとつで部屋の印象が変わるのはわかっていたけれど、やっぱり自分が好きな色の部屋になると嬉しい。
最近は、夕暮れに夕焼けを楽しみつつ、空の澄んだ青と橙色のやわらかな灯りに包まれた室内の対比の美しさがじんわり嬉しくて、「幸せだなぁ」と感じる。
はい、休日のみのお楽しみですけどね・・・。平日はコンクリートジャングルの中で夕日も見られませんから〜。
移転前は、オフィスの窓から夕日が一望できたのに、今や見えるのはビルとお墓ですよ、くすん。

もう少し明るさが欲しいなという時は、卓上ランプを使っています。
・・・部屋にある卓上ランプはこれまたアンティークで控えめな明るさなんですけどね・・・。

でも、夜に煌々と白っぽい蛍光灯を点すのって労働する為だとか言いますね。
明らかに寛ぐ色ではないですしね。
アンティークショップのご主人だか誰だかが、こういう柔らかな灯りの中で夜を過ごすのがヨーロッパでは一般的なのに日本では労働の為の蛍光灯を日常使いしていてよくないですねと言っていたような。
まぁ、だからこれでいいのか。
でも、こんな時間にブログ更新している私はちっともご主人の言う通りになってないですね、とほほ。ごめんなさい。

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