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2013年2月

2013/02/21

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先日、ふと翼の絵が描きたくなって衝動的に描いた。
飲酒しつつ久々にカッターナイフで削ったステッドラーの鉛筆は、一寸歪でごつごつとした形だった。

初対面で、背中に翼のイメージが浮かんだ人がいる。
浮世離れということではなくて
生えているのが自然だと思えるような背中に見えたのは何でだったのだろう。
持っているエネルギーの大きさが、翼というかたちをとったのだろうか。

次は両翼の揃った背中の絵を描きたいけれど
翼は背中のどこから生えているものなのだろう。
肩甲骨?

ニケの画像を検索してみたら美しすぎて困った。
以前ルーヴルで実物を見た時には感じとれなかったものを
今なら感じとれそうな気がするし、もし今見たら泣いてしまいそうな気がする。

存在の認識は自分という柔らかななまものをつかっているわけだから
その時その時で響き方が変わっていて当たり前だし
逆にそれは同じ響き方を求めても戻れないことがあるってことだ。

でもそれでいいんだと思う。
新しく鳴らす音が見せる景色をトレースした先にある何か。

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2013/02/18

こころの眼 アンリ カルティエ=ブレッソン(シャネルネクサスホール)

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先日、アンリ カルティエ=ブレッソンの展示を観にシャネルネクサスホールへ。

マグナムフォト系の展示をよくやるのでシャネルネクサスホールへは度々行くのだけれど、私自身が全然シャネルっぽくない雰囲気なので毎回ドアマンの方に対して少々肩身が狭い。
店内を進んでいかないと、展示会場へのエレベーターに乗れないのだものな。
ちなみに、エレベーターのボタンはシャネルのマークで並んでいます。

ブレッソンは、好きな写真家さんベストスリーには絶対はいる人。
パリに行った時にアンリ・カルティエ・ブレッソン財団を訪れちゃったくらい、本当に本当に好き。
彼の写真が一瞬で抱え込んだ空気感、あの空間の完璧さは何なんだろう。
きっと眼に映った光景以上の一瞬が其処には刻まれていて、あまりの濃さにぶるっとなる。

写真って絵画よりも手軽だから、スマホでもさくさく撮れる昨今それなりの写真を撮っている人って多いと思うのだけれど
本当に魂が込められた写真はそういったなんちゃって写真とはレベルが断然違う。
ライカの中のフィルムに焼き付けられたその一枚一枚から喚起される幅のいかに広いことか。
デジタルじゃないからこそ出来る偽りの無いその一瞬。

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2013/02/14

過去が散らばる数だけ

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未来を過去の犠牲にするな、という言葉を目にした。

もう済んでしまった過去へのいいわけ。
傷ついた言葉への空反論。

気付くとその端っこをひゅるっと捕まえて、形状をなぞる。
そのかたちは、以前よりも大きくなっていたり歪になっていたりする。
反芻して取り出して向き合っているその時間、等しく未来を失ってしまうのに。

***

私一度苦手意識を持った人への拒絶感が半端なさすぎてこれは変えた方がいいのかどうなのかと時折考えるのだけれども、感性合わない人をいちいち丁寧に受け入れる必要があるのかどうかも謎だし正解はよくわからないしみんなどうしているのだろう。

若い頃程、そういう無理をしなくなったな。

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2013/02/07

1日1日

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1日1日が終わる時に
不要なものをきちんと手放せる人になりたい。

思考の水の中でぐるぐるかき混ぜてしまっても
濁るだけだから。

雪がちらつくような冬真っただ中でも
春の陽射しの予感に思いを馳せたい。

強がりでがんばりすぎ、と言われた。
冬眠でもしたらよいのかもね。
何にも考えないで点になって昏々と眠りの中に身を浸したい。

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2013/02/04

雪降る春の高尾山

昨年の3月に高尾山へ行った。
(1年近く前のことなのだけれど、今書きたくなった…)

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まずはお蕎麦だよねってことで、「栄茶屋 本店」へ。

お店おすすめの「自然生(じねんじょう)蕎麦」を注文。
連れは、「とろろそばと鰻飯笹蒸しのセット」にした。

自然生は、大地の色をしている見た目通り、ねっとり濃くて滋養を感じられる味で美味しかった。
お蕎麦を食べて残った自然生は、ご飯にかけて食べるのがおすすめ。
普通のとろろの方はさっぱりとしていて、喉越しでいったらこちらの方がよい。
どちらもそれぞれ美味しいので好みかも。鰻飯笹蒸しも美味しかった。

ルートに関してお店の方に質問したら、色々親切に教えてくださった。

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全行程を自分で登る気はさらさらなかったので…リフトで。
平日だったこともあってガラガラ貸し切り状態。
身体はがっちり固定されるわけでもないので、これうっかり落ちちゃった人いないのかね?とか思う…。
そのゆるい自由さが気持ちよくて好きだけれど。

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リフトをおりると一気によい眺め。
先刻まで居た場所が「下界」って感じ…。

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高尾山には樹齢何百年なのだろう?という、立派な杉の木がたくさんある。
手で触れるだけでもエネルギーがもらえそうな、力強い木たち。

天狗の腰掛杉を越えたあたりで、きらきらと光るものが空から落ちてきた。
花粉?何?と思っていたら
雪だった。

3月だったので雪が降るなんて思っていなかったのだけれど
風にあおられ、下からふわっと吹き上がってからはらはらと舞う真っ白い雪は幻想的で、
ふっと遠く現実世界とは違う場所に連れてこられたかのようで
その美しさに言葉がでなかった。
雪はやがて消えてしまったので
より夢の中の出来事のような気がしてしまった。

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どうも、雪を降らせたのは私です。
とでも言いそうな、天狗様。
薬王院飯縄権現堂前には大天狗と烏天狗の像が立っている。
筋肉隆々、強そうな天狗様。

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あまりに天狗が突然出没するので、こんな標識もあるくらいです。

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山頂からは富士山の姿も。
雲が多かったけれど、よい眺め。

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景色を見てぼんやりお休みした後は、ビジターセンターに寄って、そして下山。
何号路が忘れてしまったのだけれど、水場をわりとずっと通ったので6号路の「びわ滝コース」だったのかな。

下山後、高尾山口駅のそばにある「つぼ萬」で七味を購入。
猫のいるお店で、七味は香りがよくてなかなか美味しかった。

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そして、時間がまだあるからと期待せずに寄った「トリックアート美術館

箱根とか、山っぽいところにつきものな気がしますが
山登りに来てなんでわざわざトリックアートなのよ?とか思っていてすいません。
写真をばんばん撮り合っていたら思った以上に楽しかった…。
駅前のお店とかに割引券が置いてあるので、行く方はそれをゲットするのを忘れずに。

一年近く経った今でも、あの雪の景色はいつでもぶわっと甦る
そんな記憶に強く刻まれた一日だった。

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2013/02/03

混ざりきらない色

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先日、風邪がなかなか抜けず気持ちも弱っていたので、花を買った。
花弁がひらひらとして、赤と黄の2色で彩られたチューリップ。
はじめ少しくたびれている花を選んでしまったようで、お店の方が親切に元気な花を選び直してくれた。

身体が弱っている時は、思考にも余剰がなくて。
仕事のデザインとか、ねばならぬことは黙々と出来るけれど
外側から刺激を受けぬことに関しての自由思考が全然できなかった。
頭の中がみっちり固くなって、振動が起こせないから何も生み出せない、ような。
もし毎日あんな感じだったら人生つまらないだろうな。
でも、日々考えごとをするようなことがない人っていうのは、常にああいうコンディションだったりするのだろうか。

思考の幅だけ、人生は彩られる。

ああ、早く今抱えている別件作業を片付けて
自由な創作をしたい。

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