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2012年10月

2012/10/13

固定された輪郭

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悲しみだったり、怒りだったり。
堪え難い強い感情を持った時に、人は刃を向けることがある。

それは外に向けてだったり、自分に向けてだったりするわけだけれど。
受け入れ切れない現状を変えたいという気持ちがその殻を破る行為、であるのだと思っていた。
窒息しそうな時の空気穴だったり、強引に行う変化。
いいとか悪いとかはさておいて。

けれど、刺すということは自由を勝ち得る行為のように思われつつも同時に今の自分をそこに固定して永続的に何処にも行かせない行為でもあるのだと。
解放なんかでは些ともないのだと。

私の顔のそばに来たくて飛びついて自分の身体が落ちないように私の身体に爪をがっつりたてる黒ふささんを見ながらそんなことを考えていた。

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2012/10/10

赤い襞

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一寸弱っている時に花を買った。
強さといたわりが共存していそうな、真っ赤なカーネーション。
複雑に波打つ襞の隙間にはぎゅっと濃いものが身を潜めていそうだからか、花弁の多い花にはどこか凄みや深みがある。

花言葉は知らなかったのだけれど、愛情の花だった。

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2012/10/09

ベルサイユのばら展(松屋銀座)

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先日、チケットをいただいたので「ベルサイユのばら展」へ。
連載開始40周年記念の展示。

ベルサイユのばらというと、私にとってはアニメのイメージ。
オープニングの、棘だらけの太い薔薇の蔓に絡まれた裸のオスカルというのが子供心にも衝撃的で、歌も「薔薇は薔薇は気高く咲いて 薔薇は薔薇は美しく散る」の部分をはっきりと覚えている。
小さかったせいで肝心の本編は断片的にしか覚えていないのだけれども、歴史にはあまり詳しくない私でも王妃マリー・アントワネットのことをぱっとイメージできるのって完全にアニメの影響なのだと思う。

会場は、はいってすぐに漫画の生原稿が100点近く展示されている。
ストーリーをおえるようになっているのだと思うのだけれど、兎に角人がすごくて飛び飛びでしか見なかった。
漫画は全然読んだことがないのだけれど、いつかちゃんと読んでみたい。

次に、宝塚のポスターや衣装の展示。
絢爛豪華。
男装の麗人って、宝塚でやったら相当はまるんでしょうね。
宝塚もこれまた一度も観たことがないのだけれど、一度は経験してみたい世界。

その後はアニメのセル画、ベルばらKids、他の漫画家さんたちによるオスカルのイラスト、カラーのイラストなど。

全然漫画を読んだことがなかったけれど、やっぱり生の絵ってきれい。
特にカラーイラストの色使いが繊細で美しかった。

そういえば作者の池田理代子さんは「作品を通じて多くの日本人がフランスに関心を持ったから」とフランス政府からレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ章を授与されているそうで。
漫画を通して国と国を結びつけるって、本当に丁寧につくられた作品じゃないとできないことなんだろうな。
ああ、ますます読みたくなってきた…。

グッズ売り場も、展示オリジナルのものがたくさんあって大盛況。
オスカルの衣装も販売されていたけれど、買った人はいたのだろうか…?
どさくさに紛れてピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの薔薇グッズやフランス産の薔薇ジャム、薔薇っぽいアクセサリーとかも売っていたり。
ルドゥーテはマリー・アントワネットに仕えていたから「ベルサイユ」という大きなくくりでは関係なくはないのだろうけれど、ミハエル・ネグリンのアクセサリーとかは完全に雰囲気だけで販売していたのでは…。

作品に詳しくない私でも楽しめた、目に華やかな展示だった。

ベルサイユのばら40周年+デビュー45周年記念 池田理代子の世界 (アサヒオリジナル)

まずはこれを読んでみようかな…。

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2012/10/01

タツノコプロテン(松屋銀座)

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だいぶ前にチケットいただいたのでタツノコプロテンへ。

私にとってタツノコアニメって「タイムボカン」や「ヤッターマン」「ゼンダマン」などの主題歌は知っているものの、内容はうすらぼんやりという感じの存在。
観ていたのも多分再放送とか再々放送なのかな。
ああ、あと「みなしごハッチ」も観てた。やっぱり主題歌しか覚えていないのだけれど…。

お仕事で一寸関わったこともあり、何となく感慨深い気持ちで訪れた展示。
でもそんな前提を抜きにしても、見入ってしまった。
兎に角原画のクオリティが高すぎる。
アニメで流れるようなのじゃなくて、宣伝用なのか緻密に描きこまれた絵がとても美しい。
乗り物なんて本物と見紛うようなクオリティで至近距離で観察してしまった。

一番気に入ったアニメは「宇宙エース」
1965年5月から1966年4月まで放映されていたらしいのだけれど、白黒の時代であのかわいさと技術はすごすぎる…。

3兄弟で運営していたことや、吉田竜夫さんの娘のすずかさんが漫画家としてアクビちゃんのデザインを担当していたりとか、一族の人たちがきちんと絵の才能があることが素晴らしい。

一緒に行った人は私よりももっと世代であったのでとても楽しんでいるようだった。

展示の最後に流れていた「おはよう忍者隊ガッチャマン」が面白かったので、早起きしてZIP!を観ようと思いつつも実現できていなかったり…。
そういえばスケットダンスはいつのまにやらタツノコプロでアニメ化されていたのね、知らなかった。

グッズがかなり充実していたので宇宙エースを中心に色々買って帰りました。

画風とか変に今っぽくなっていた作品もあったけれど、現代風に迎合せずに守って欲しいな。
レトロな劇画調、好きです。

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