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2011/04/02

リトル・バイ・リトル / 島本 理生

リトル・バイ・リトル

リトル・バイ・リトル
島本 理生

第二十五回野間文芸新人賞受賞作

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母と異父妹ユウちゃんと3人で暮らす浪人生のふみ。
ある時母が勤めるマッサージ店でキックボクシングをやっている周と出会う。
自己中心的な母親とかわいい妹、2番目の父。
家族間での問題も抱えながら、少しずつ前へ進んでいくふみの話。

島本理生さんのことは勿論知っていたけれど、何となく読みそびれていたので今作が初。
高校在学中に書かれたこの作品は、人物の様子などがとても瑞々しく、同年齢の頃の自分の気持ちが甦ってきた。
そういえば私が小説をたくさん読み出したのは20歳頃だった。
あの頃は、自分が文芸誌とかも読む程の本好きになるとは思っていなかったな。

島本さんの文章は読みやすく、情景の描写も丁寧なので、小説を読むって楽しいよねという純粋な気持ちを思い出す。
読後さらさらと流れていく文章の心地よさの余韻が残った。

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