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2011年4月

2011/04/26

一年前に過ぎ去ったこと

pastyuka

twitterで、一年前の自分のつぶやきをインポートして読んでいる。
(参考:一年前の自分をツイッターでフォローできる『TwitShift』

TLにずれた発言をする人がいるなぁと思ったら、一年前の自分っていうことがちょくちょくあるのだけれど。(そりゃずれているよね、一年分古いのだもの…)
きっかり一年前の思考や出来事の一端をトレースできるところは面白い。
TLの時間軸がひとつだけ違うというのも、不思議な感じだし。

今日、この過去の自分がblogの更新をつぶやいていて。
一年前の自分がこの記事をアウトプットするに至った細かなことは全然覚えていないのだけれど。
ただ。
自分が生み出した言葉が一年後の自分に響いたり違う色を見せたりすることもあるのだなと一寸面白く思った。
忘れっぽいから、余計にね。
そういえばスカイツリーは一年前はまだこんなものだったね。

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pastcandycolor lock blog更新:「延長線上に見えるもの」 http://le-chat-drop.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-2fc9.html

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2011/04/24

美輪明宏版「愛の讃歌〜エディット・ピアフ物語」(ル テアトル銀座)

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美輪明宏版「愛の讃歌〜エディット・ピアフ物語」を「ル テアトル銀座」で観てきた。
そうえいば私「ル テアトル銀座」に行くと必ずマカロン食べているな。
美味しいのだよね、あそこのマカロン。

歌と愛に生きたピアフ。
第一幕では街角で歌って妹と娘の生活費を稼いでいたところから高級クラブの経営者ルイ・ルプレにひろわれ、作詞家レーモン・アッソーと出会い、成功していくところまでを。
第二幕ではイヴ・モンタンやマルセル・セルダンとの出会い、そしてマルセルの死までを。
第三幕ではマルセルを失って酒や麻薬中毒になりぼろぼろになってしまったエディットがテオ・サラポと出会ってその愛によって立ち直り、そして亡くなっていくまでが描かれている。

映画「 エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜 」やエディット・ピアフ自伝「わが愛の讃歌」によってピアフの生涯については知ってはいたけれど、それでもすごく楽しめた。
美輪さんの他の舞台同様、舞台美術や衣装が素晴らしかった。
また、今作は結構ユーモアが散りばめられていたので、随所随所でくすくす笑える感じだった。
美輪さんの台詞の言い回しや立ち振る舞いがよかったのは勿論のこと、あとはシモーヌを演じるYOUさんの存在感がよかった。

この舞台はタイトル「愛の讃歌」にもあるように、ピアフの生涯をなぞりながら、愛の偉大さについて語られている。
一流の歌手であるという肩書きなんて関係なく、ピアフというその人自身を愛したプロボクサーのマルセル。
マルセルは妻子ある人で、彼らは当時不倫だのなんだのと攻撃されたりもしたらしいのだけれど、マルセルとピアフを見ていると、人を取り巻くあらゆる柵を剥ぎ取って誰かのことを真摯に愛するという姿の尊さだけが伝わってくる。純愛に包まれているピアフを演じる美輪さんが、本当にかわいい乙女のようにみえた。

ピアフがマルセルへの思いを綴った名曲「愛の讃歌」
美輪さんはいつもフランス語の歌詞で歌う前に、日本語訳の歌詞を台詞のように言ってくれるのでフランス語がわからなくても内容を理解することができる。
作曲家マルグリッドが言う。
「大地から吹き出す炎みたいな愛、真実の愛、いい曲が出来てよかったわ」

美輪さんは「愛」について語る時、よくこの歌をだす。
見返りを求めない、無償の愛の姿はまさに「愛の讃歌」なのだと。

マルセルによって「真実の愛」を知ったピアフ。
彼を失って身も心もぼろぼろになってしまった時に、21歳も年下のギリシャ人青年テオ・サラポに出会い新たな愛を育んでいく。
たった一年の結婚生活の後、ピアフは亡くなってしまうのだけれど。
でもテオの愛に包まれて本当に幸せだっただろうなと思う。

ピアフが亡くなり。
最後に、YOUさんのナレーションが響く。

「テオはエディットが死んだあと6年間かけて彼女の残した借金を全額返済し、その直後に交通事故で世を去りました。死の間際に言い残した言葉は、エディットの隣に葬ってくれ、というものでした。ここに私は二人のために冥福を祈らせてもらいます」

私はここで、ぼろぼろ泣いてしまった。
テオが、ピアフとはたった一年の結婚生活であるにも関わらず、彼女の借金を全額返して、そして返し終わるとすぐに亡くなってしまったのだという話は知っていたのだけれど。
でもやはりこうして舞台で彼女の生涯をなぞり、テオから彼女への愛のかたちを見た後だとどうしてもこみ上げてきてしまう。
今、二人はペール・ラシェーズ墓地で隣同士で眠っているのだそう。

テオは本当にピアフの為に生まれてきたような人だったのだなと思う。
以前美輪さんが「テオは、ピアフにあまりにも過酷な人生を与えてしまったなと思った神様がつかわした天使なんでしょうね」と言っていて。たしかにそう思えるくらい素晴らしい人だと思う。

「無償の愛」
美輪さんが言うには、無償の愛の世界では裏切りがないからいけてしまえばとても楽なのだという。
柵に翻弄されずに、見返りを求めずに、大切な人を愛して愛して愛すること。
私はまだなかなかその境地にはいけない。
どうしても与えるばかりだと疲れてしまうし、弱い部分があるから周囲の声でゆらゆら揺れてしまうこともある。
でも利己的な判断をせずに大切な存在をただ大切にしていけるような人にはなっていきたいと思って日々たくさんのことを考えている。

もらおうとするのではなく。
与えようとすると、愛情はいくらでも湧き出てくるものなのだそう。

世界中の人々皆が誰かを愛しているような世界であったら、きっとあたたかくてとても気持ちがよいのだろうね。

そんな風に、ピアフについて愛について色々を思いを巡らせながら外にでたら真っ暗で。
そうして妙にまんまるく育った月がでていたので、「月がとってもまるいから」をうたいながら散歩していた時のことを思い出したのだけれど。
よく考えたら「月がとっても青いから」だった。

月がとっても青いから   遠まわりして帰ろう〜♪

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2011/04/16

照射

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考えて考えてわからなくなっちゃっても。
とりあえず触手は光の方に伸ばす。
桜はたくさんの光に包まれている。

動くと。
風とか波紋とか。
何かが必ずほんの一寸でも揺れる。
花弁が、はらりと落ちる。

欠損は。
欠けたところを盛り上げようという理由なのか、創作のエネルギーを良くも悪くも齎すから。
よくわからなくなったら、とりあえず様々な衝撃の吸収とアウトプットとにつとめればよいのかもしれない。
描くこと書くことつくること。

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2011/04/08

Mon dieu

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※パリのペール・ラシェーズ墓地、たくさんの花に囲まれたエディット・ピアフのお墓。私が手向けた一輪の薔薇も写真の中に。

最近、エディット・ピアフの「Mon dieu」がずっと頭の中でくるくると流れていて。
通勤中とかはピアフの曲を「Mon dieu」からはじめてシャッフルでずっと聴いていることが多い。

ピアフが亡くなる3年前に歌われた曲。
恋人マルセル・セルダンを飛行機事故で亡くしているピアフが歌うと、聴いているだけで泣きそうになるほど心に響く。

どうかみんなの愛しい人が何処にもいなくなってしまいませんように。

「Mon dieu(私の神様)」

神よ、神よ、神よ
彼をとりあげないでください
もうしばらくの間、私の恋人を 一日でも、二日でも、八日でもいい
与えてほしいのです
もうしばらく、私に
愛し合い、愛の言葉を言い交わす時を
思い出を作る時を
神よ
そうです
神よ
私にそれを与えてください
私の人生を少し充実させるために

六ヶ月、三ヶ月、二ヶ月
与えてほしいのです
一ヶ月でもいい
始める時を、又は終わりにする時を
苦しむ事によってその時は輝くのです
神よ、神よ、神よ
もし私が間違っているとしても
少し時間をください
もし私が間違っているとしても
しばらく時間をください

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2011/04/07

生き物、出会い

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もう何年も一緒に生活していても。
ふわふわとしてあたたかい、人ではない生き物が家の中にいることが不思議で幸せだなと思う。
毎日毎日飽きもせずにかわいさを反芻している。

運命的なものを感じる一方で。
色々なことの積み重ねによって出会えたことは奇跡のようにも思えて感動してめいっぱい愛情を注いで時にはその過剰さを煙たがられたりもするのだけれど結局うちってとても平和だねと思って頭を撫でると目を細めてほにゃっとかわいく鳴いたりする。

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2011/04/02

包む

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私のイメージを伝えてつくってもらったのだという花束をもらった。
くすんだアンティークっぽいピンクや、乳白色に紅がさした薔薇たち。

甘藍のように密集した無数の花弁。
丁寧に丁寧に何かをぎゅうっと守っているようで。
それでいてきちんと美しい。

私は何を守っているのかな。
何に守られているのかな。

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リトル・バイ・リトル / 島本 理生

リトル・バイ・リトル

リトル・バイ・リトル
島本 理生

第二十五回野間文芸新人賞受賞作

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母と異父妹ユウちゃんと3人で暮らす浪人生のふみ。
ある時母が勤めるマッサージ店でキックボクシングをやっている周と出会う。
自己中心的な母親とかわいい妹、2番目の父。
家族間での問題も抱えながら、少しずつ前へ進んでいくふみの話。

島本理生さんのことは勿論知っていたけれど、何となく読みそびれていたので今作が初。
高校在学中に書かれたこの作品は、人物の様子などがとても瑞々しく、同年齢の頃の自分の気持ちが甦ってきた。
そういえば私が小説をたくさん読み出したのは20歳頃だった。
あの頃は、自分が文芸誌とかも読む程の本好きになるとは思っていなかったな。

島本さんの文章は読みやすく、情景の描写も丁寧なので、小説を読むって楽しいよねという純粋な気持ちを思い出す。
読後さらさらと流れていく文章の心地よさの余韻が残った。

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