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2011/01/04

篠山紀信写真展「ジョン・レノン、オノ・ヨーコとともに・・・愛のファンタジー」(Audi Forum Tokyo)

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原宿にあるAudi Forum Tokyoで開催中の「KISHIN SHINOYAMA PHOTO EXHIBITION ジョン・レノン、オノ・ヨーコとともに・・・愛のファンタジー」を観てきた。
これは篠山紀信が撮影したジョン・レノンとオノ・ヨーコの写真展で、世界未公開写真を含む。

Audi Forum Tokyoはアウディのショールームで、写真は2階に展示されていた。

「ダブル ファンタジー」のジャケットに使用されたあの有名な写真はもともとカラー写真だったらしく、もとのカラーのまま展示されていた。
その時に一緒に撮られたであろう二人の写真が何枚も並ぶ。
ジョンの優しい微笑みであったり、それをどっしりと受け止めるヨーコの存在感であったり。
二人の間で育まれている愛の大きさが写真から伝わってきて、写真を観てまわっているだけで私の中にもあたたかさが満ちてきた。
こんなに真っ直ぐに愛情表現をして、そうしてそれが形だけじゃなくて内側を伴ってしっかりと嫌味無く伝わってくるカップルの写真って、意外にあまりないんじゃないかなと思った。
愛情の形もとても澄んでいてきれいなのだ。

夫婦二人の写真だけではなく、息子ショーンとの親子三人の写真もあった。
二人の時には甘さのある恋人同士のようだった二人が、小さなものを守るための両親の顔に変わっている。

ジョンやヨーコが、世界平和や愛を皆に伝えようと行動を起こすことができた根底には。
彼らが互いをたっぷりと思うことで生まれた愛が枯渇することなく湧き出ていたことがあるのだろうなと思う。

当時から30年経ってから、同じ場所、ニューヨーク・セントラルパークで撮影されたオノ・ヨーコの写真も展示されている。
写真の中の彼女。
その横に不思議な『間』を感じた。
ジョンがいるための空間に見えるような、実際何かが寄り添っているような。

会場の中央には木がある。
「WISH TREE」
これは来場者が白い紙に願いを書いて吊るすことができる、オノ・ヨーコの作品。
吊るされた紙を見てみると、七夕や絵馬のように個人的なお願いごとをする人から世界平和を願う人まで様々だった。
私も願いを書いて吊るしてきた。

人が人を心の底から愛することの美しさと素晴らしさ。
時には何だか恥ずかしく口に出すのも照れくさいそういったことを、真っ直ぐと「素敵」と言いたくなるような、そんな展示だった。

会場では彼女の著書「今あなたに知ってもらいたいこと」を販売していた。
以前感想を書いたけれど、私はこの本に励まされたことがある。

(関連記事:今あなたに知ってもらいたいこと / オノ ・ヨーコ

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オノ・ヨーコから篠山紀信へのコメント。
「一番楽しかった時期に撮ってくれてありがとう」という言葉が、何だか一寸だけ切なかった。

会場内にはジョンの歌声が響いていた。

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