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2010/10/18

時間、層、レール

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今、自分が立っている点がある。
一歩でも先は未来。
一歩でも後ろは過去。

自分が在る「点」でさえも。
ベルトコンベアーに乗せられているかのごとく、何もしなくともごとごとと前へ進んでいく。
それに伴って、一歩先から向こうの未来というやつも、一歩後ろの過去というやつも。
移動して増殖して。
そうして、ぶくぶくぼわぼわ。

見えていない「未来」を想像する時。
曖昧模糊なそれに寄り添った感情はその形によって浮いたり沈んだりする。
きらきらと明るい光を見ることもあれば
絶望で打ちのめされることだってある。

ただ。
机上で育てたものは知恵は授けてくれるかもしれないけれど
それを原動力にしないで眠らせるだけだったら、
予めあるレールの上をごとごと前へ進むだけだ。
有限である時間は無為に闇に消失して、そうして積み重ねられていくのは齢だけ。

自分の未来への一寸した予測がその通りにいかないとか。
自分の頑張りが実を結ばなかったとか。
生活の糧を得る為の仕事に対する漠然とした不安とか。
そうしたものたちがご丁寧に手と手を取り合って、数歩先に暗い霧を発生させることがある。
お化けみたいなやつ。
永遠にこのままどこへも行けないんじゃないかな、というやつ。
窒息しそうになるやつ。
目眩。
ぱくぱく。
そういう時というのは、後ろを振り返れば過去との繋ぎ目だって切れていて。
孤立。
しているような気になる。

でもその霧を発生させた原因、もと、というのは。
自分が選びとってきた過去に拠るものなわけで。
誰のせいでもないのだから仕方がない。
そして、その霧は自分次第でいくらでも形を変えられる。

今の私は未来の私の為に何か頑張れているかなと思ったら
些とも頑張れていないな、ということに改めて気付いて。
私の人生を構成する要素っていうのはAだけでもBだけでもCだけでもなくて。
様々なものが絡み合っている。
だから。
ひとつのことがうまくいかなくて落ち込んでじとーっとしている時間があったら。
やり方を変えるとか他のことに打ち込む時間に変えるとか何とかして有限のそれを大切に大切に使っていかないといけないなと思う。
あらゆるものは繋がっている、と思うから。
何かに打ち込んでいれば他の実を結ぶ可能性だってある。
でも、何も頑張れていなかったら、はじめから無かったのと同じようにただ消えるだけなのだもの。

時間を大切に出来ない人は自分も大切に出来ない人。
その逆も然り。
多分。

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