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2010年8月

2010/08/29

燃える雲の朝

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※ある日の朝焼け

一度流れはじめて自分が在る位置ががらりと変わってしまうと。
それが起こる前のことが、途端に嘘の記憶のようになる。

ただ。
あまりにも素敵な出来事には現実感という根っこが欠如していて、
掬った手指の間からぽたぽたと零れ落ちてしまわないか心配になる。

眠って次に目覚めた時には。
はじめからなかったかのように消失してしまったりしないのだろうか、というくらい。
大切なあまりにいつまでたっても日常に埋没しないもの。

毎朝空の色を確かめる。
空は其処までずっと繋がっている。

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2010/08/03

波のある場所

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※黒島の浜辺

自分の持っている感覚が、呼吸するように開いたり閉じたりして。
猛烈に痛みを感じることもあれば
ぽっかりと世界から切り離されて無痛のこともある。
切り離されている時間は
世界と繋がっている人がほんの少しだけ羨ましくもある。
傍観者のように外側にいる自分にはそこは遠く
参加の仕方がわからなかったりする。

若い頃は、この世界というフィルタの外に
ぽんっとでてしまうようなことはなかった気がする。
我武者らに生きていただけなのかもしれないし
色々なことが見えていなかっただけなのかもしれない。

世界との関わり方に関して。
冷静さと気付きを獲得する一方で
突き動かされる感情の波をどこか手放しているような気がする。

でも、今でも。
波がどうしようもなく打ち付けることもあって。
潮が引いた後に呆然と立ち尽くしていることもある。
ただ、その時抱えている形のない思いを
昔より楽に海の中に沈めてしまえるようになっているのだと思う。

暦はもう八月、夏真っ盛り。
今年は海を見に行けるだろうか。

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