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2010/03/14

解剖学教室へようこそ / 養老 孟司

解剖学教室へようこそ

解剖学教室へようこそ
養老 孟司

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医学と芸術展」へ行った時に購入した本。
解剖学を学ぼうという人向けではなく、解剖学とは何ぞや?という我々素人に向けて書かれた本。

解剖の歴史から、現在行われている解剖や細胞と分子の話、果ては死とは?という哲学的テーマまで語られている。

養老さんの、ノリツッコミ的な語り口が独特で面白く、難しい内容だけれどスラスラと読めてしまう。

ヴェサリウスの骸骨01 ヴェサリウスの骸骨02

それにしても。
ヴェサリウスが出した解剖図「ファブリカ“De humani corporis fabrica” (人体の構造について)」の見事なこと。
それまでの解剖学の知識を一冊にまとめただけではなく、こんな風にリアルな骸骨がポーズをとっている、アートとも言えるような解剖書などそもそもそれまでにはなかったらしい。
そんな本を29歳の若さでつくってしまったというのだから・・・。
そして、これが近代解剖学の幕開けなのだという。

思考ばかりを優先させていると、自分の肉体の認識というものがおろそかになってしまうものだけれど。
でも、私たちがこうして生きていられるのは肉体があってこそのもの。
普段意識することのない細胞単位まで視点をぐーっと絞って色々考えてみるのも面白いものだなと思った。
細胞において起こっていることに、案外私たちの生活との共通点があったりもするのだ。
人体はどうしてこうもうまく複雑にできているのでしょうね。
ただのタンパク質の塊ではなく、私たちが日々思考できることの不思議。

解剖学教室へようこその詳細はこちら

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