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2010/02/22

暗闇で猫と眠る

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体調があまりよくなくて一日中昏々と眠っていた日。
布団の中で二匹の猫もそれぞれ私に寄りかかって眠っていた。
温かい二匹は、お腹を空かせると布団からもぞもぞと這い出して、器にいれておいたカリカリを食べ、終わると再び私のところに戻って来て一緒に眠った。

起きて水を飲みに行く私の後を、猫が追って来る。
「具合悪いからまた寝るよ」って言うと、猫は物足りなさそうに少し動いた後、再び布団の中にはいってくる。

暗闇の中。
ただただ、猫と眠る。
具合の悪い時特有の、変な重さのある夢をみては起きて、また眠って夢をみて。
ぐるぐると暗闇と猫と夢とが混ざりあいそこには時間も存在しなくて何だか現世から半歩くらいずれてしまっていたようなどろんとした輪郭のない日。
それこそ何もかもが嘘、だったような遠さの中。

多分あれは誰か人がいたら感じることのできない感覚で。
そして私はそういう夢現混ざり合うあの変な感覚が嫌いじゃないのだと思う。
何もかもから切り離されたあの感じが。

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