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2009/09/10

スパイラルカフェ「文庫本セット」

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先日、ずっと気になっていた「スパイラルカフェ」の「文庫本セット」をためしに行って来た。
休日にこのために行くよりは会社帰りにぷらりと行きたいなと思っていたら、気になり始めてから数ヶ月経ってしまっていたけれど…。

「文庫本セット」とは、スパイラルと、ブックセレクトを手掛けるNUMABOOKS ブック・コーディネーター内沼晋太郎さんとのコラボ企画。
内沼さんセレクトの5タイトルの文庫本 (月替わり)と好きな飲み物とがセットになる。
セットで1,200円って高い気もするけれど、スパイラルカフェは珈琲一杯790円なのでまぁそんなものかなっていう感じ。

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こんなかんじで、5冊が紹介されている。
どれにしようかな…。
私が行った時のラインナップは以下。

1 川上弘美
  『センセイの鞄

2 長嶋有
  『泣かない女はいない

3 ジュンバ・ラヒリ
  『停電の夜に

4 吉田篤弘
  『つむじ風食堂の夜

5 ジャン=フィリップ・トゥーサン
  『テレビジョン

メニューを捲ると、それぞれの本の簡単な特徴と、書き出しの数行が掲載されている。
1番だけは読んだことがあったのでそれ以外で検討。
2番と4番で迷って、結局2番にした。
書き出しのピサの斜塔の描写にひかれたのだ。

後で知ったのだけれど、4番はクラフト・エヴィング商會の物語作家による長編小説だそう。
クラフト・エヴィング商會は数年前に一寸はまって、「どこかにいってしまったものたち」などうちにも数冊本がある。
暫く読み返していなかったことを思い出した。
空想に美しい魔法をかけて閉じ込めたような、独特の世界観。
今度久々に読み返そうかな。

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文庫本は、ケーキのようにきちんとお皿に載せられて出て来る。
「さぁ召し上がれ」という雰囲気がいい。
オリジナルのブックカバーにはちゃんと文庫本のタイトルと作家名が印字されている。
オリジナルの栞もつけてくれたらパーフェクトだったのに。惜しい。

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飲み物はカプチーノにした。
泡がきめ細やかでとても美味しかった。

今まで、スパイラルでお買い物をしたことはあってもスパイラルカフェにはいったことはなかったのだけれど、ゆったりとしてとても居心地が良く、読書向きだった。

長嶋有さんの作品は、過去に「サイドカーに犬」と「猛スピードで母は」を読んだきり全く読んでいなかったので(もう7、8年くらい前だ)きっと自分で本屋さんに行ったとしても手にとらなかったであろうと思われる。
自分だったら選ばないであろう作品と出会えるのが、この文庫本セットの醍醐味。
そうそう、「猛スピードで母は」はまだたしか持っていたので、また読み返してみよう。
ちなみに今回選んだ「泣かない女はいない」は既に読み終わっているので、今度感想書きます。

普通なら、カフェで本でも読もうとなればまずは本屋さんに行かないといけないけれど、カフェで本選びも出来て一石二鳥。
期間限定と言わず、常設メニューにして欲しい。
普段本をあまり読まない人が読むきっかけにもなりそう。

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コメント

きのうmintdropが、描写しなかったー。

投稿: BlogPetのmintdrop | 2009/09/10 14:42

おお、行ってきましたね。
貸切じゃなくて、良かったね。
お皿にのせられて出てくるなんてステキ。

投稿: snow | 2009/09/11 00:24

堪能してきたよ。
手に持って読んでいても、お皿は下げられないんだよね。
ますます料理っぽいね。
読書が特別になる企画っていうかんじで、とてもよかった。

投稿: *yuka* | 2009/09/11 23:18

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