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2009/03/02

バナナを追う

Img_3663_2

※中央線と総武線の通り道

qubibiの新作、「猿人」を観た。
以前行ったHITSPAPER主催のデザインカンファレンス「HIGH5」で少し紹介されていたけれど、やはり自分のパソコンでマウスをぐりぐりしながら観たかったのだ。

バナナめがけて穴に落ちると、アニメーションがスタート。
バナナをぐるぐる動かしたり、人類の進化の様子を見守ったり。
黄色い光の中にぼんやりと滲む様は幻想的でありながら、生々しさも孕む。
だってバナナは欲の権化、生への執着。
バナナを追い求め、奪い合い、進化していく猿人。

DAYDREAM」や「TORIKAGO」をはじめとした、qubibiの世界観が好き。
不穏な音。
ぎりぎりと不気味な動き。
そこに隠れる美。
影が濃くて、じわじわ染みていく存在感。

暗い、と言われるものが好き。
すこんとあいているものもいいけれど、ぎゅっと密度の濃いものの方が好き。
ものをつくりたいと思う人間なんてみんな根っこは暗いだろう、というのは私の持論。

最近はその創作に躓きがちで、どこか焦ってしまいそうな自分がいる。
あー、私も一心不乱にバナナを追いかけてみたい。

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