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2009/02/14

春を含む空気

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※神楽坂の飛行機雲

今日、まだ二月だというのに、湿った春の気配を感じた。
そこここに潜む、春の匂い。

心地よい夜風をあびながら、今と同じような気候のいつかの夜の記憶が呼び起こされそうな錯覚に陥る。
それが何であったか手繰り寄せようとするも、その底にはごろりと転がるただの既視感。

匂いの記憶のように、気候の記憶というのもあると思う。
たとえば夏のさらりとした気持ちのいい夜、私は子供の頃のことをよく思い出す。
お風呂上がりにさらさらとした生地の甚平を着て、母親にベビーパウダーをはたかれたこと。
春になりたての、土壌も風も全てが高揚感をもつあの時期も、様々な春の思い出がよみがえる。
でも、今日のこの気候の記憶は何だろう。
掬おうとすると指と指の間からぱらぱらと落ちてしまって、そのまま見失ってしまい、結局わからなかった。

今日はどこまでも散歩のできそうな日なのに勿体ないなと思いながら帰路についたけれど、今は外でびゅうびゅう轟々風が鳴っていて、さすがに部屋の中に籠っていたくなる。
春一番なんだろうか。

創作と自分のテンションの高め方のカンケイ。
肩肘張らない、張りぼてにしない。
今日の課題。

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コメント

私もこの日のこの気候に、同じこと考えていました。
新しい季節を感じる時って、過去の記憶がふうってアタマをかすめるなあと。
全体的な季節のイメージと、ピンポイントな出来事と両方ね。

投稿: snow | 2009/02/15 23:00

身体が感じる記憶って、頭で管理する記憶と違って
色々な記憶が、コラージュのようにばらばらばらっとまとまってたり、ぼんやり実体がなかったり、普段どこに仕舞われているのだろう。

季節のおとずれは、そのスイッチを押すのかな。

投稿: *yuka* | 2009/02/16 23:47

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