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2008年7月

2008/07/30

炎のように赤かったこと

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先日、会社帰りに電車の窓から外を眺めたら
なんとも美しい空。

空一面に広がる細切れの雲、
時刻は夕暮れ。

絶対にいい空が見られそうと思い
原宿駅で途中下車し、駅前の歩道橋へ。

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パシャパシャ写真を撮っていると、
つられるのか、段々撮影する人が増えてきた。

撮影している間にも、雲は流れるように姿を変え、
夕日の色も刻一刻と変化していく。

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最後には、輝く橙色。
薄青紫の空の上で、力強く暮れていく陽。
シルエットになった木々に次第に吸い込まれていった。

こんなに壮大な夕焼け空、会社帰りに見られるなんてご褒美。

夕焼け空は赤い。
炎のように赤い。

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2008/07/27

吉祥寺の空

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今日、吉祥寺できれいな夕焼けを見た。
subloに向かっている途中、デジカメがなかったのでケータイで撮影。
青紫〜薄桃〜橙への美しいグラデーション。
我が家にいたら、玄関からすごいの見られたんだろうな・・・。
惜しい。

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暮れかけの時は、桃〜橙の夕焼け。
橙がどんどん燃えるように濃くなっていって、一寸怪しげな雰囲気もはなっていた。

毎日きれいな夕焼けが見られたら、それだけで色々違う。
いつか自分の家だけで仕事を完結できるようになったら、その時は毎回見られるのだろうな。

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2008/07/24

空からもらうこと

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※東京都庁からの眺め

最近、一寸ずつ生活のペースが戻って来ている。
家で玄米炊いてご飯を食べたり、移動中に本が読めたり、ふらりと映画を観たり、色々な考え事に時間を使えるようになったり。
長く長くひいていた風邪もやっと治って、喉の奥の異物感も無くなった。

余裕が出来てくると、今度は自分がやるべき事について考えて取り組まなくてはと思う。
転職した理由、今の環境にある意味。

でも初心を忘れずに考えて行動をしながらも、
べきこと以外の大切なことにも目を向けて時間を割いて過ごしたい。

都庁から見える夕焼けと夜景は絶好の気分転換。
広い景色は脳味噌への酸素供給になっている気がする。

そういえば今夜の空、ややざわついていた。
明日は雨かな。
地震じゃないといいのだけど・・・。

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2008/07/21

映画「潜水服は蝶の夢を見る」

Sensui01 「潜水服は蝶の夢を見る」
★★
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:マチュー・アマルリック, エマニュエル・セニエ, マリ=ジョゼ・クローズ, アンヌ・コンシニ, パトリック・シュネ

2007年度カンヌ映画祭監督賞受賞

映画の詳細情報はこちら
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早稲田松竹でやっと観る事ができたこの作品。
これは映画館で観なくてはと思いつつ、ずっと観そびれていたのでした・・・。

ファッション誌「ELLE」の編集長として、華やかな人生を送っていたジャン=ドミニク、43歳。
ある日突然脳梗塞で倒れたジャン=ドミニクは、ロ ックトイン・シンドロームになってしまい、左目の瞬き以外の自由を一切失ってしまう。
言語療法士アンリエットは、彼に瞬きでのコミュニケーションを提案する。
「E,S,A,R,I,N,T…」
使用頻度に基づいて並べられたアルファベットを読み上げ、瞬きで合図するという方法。
自分が使いたいアルファベットのところにきたら瞬きを一回、単語が完成したら瞬きを二回する。
初めはうまくいかず、ジャン=ドミニクも苛々としてしまうが、やがてスムーズに伝えられるようになっていく。

絶望の淵にいた彼は、自伝を書き留めてもらうことを思いつく・・・という20万回の瞬きで綴られた自伝を基にした映画。

映画はジャン=ドミニクの視点で始まる。
狭い視界の中で、医者たちが動き、ジャン=ドミニクに話しかけてくる。
しかし、ジャン=ドミニクがいくら答えても医者たちは反応をしない。
やがて彼は、自分が喋れなくなったことに気がつく。
また、動かない右目は縫い付けられることになり、その場面では瞼と睫毛を内側から見たアングルになるのでこちらまで視界が塞がれる恐怖を感じる。

動く事が全くできない彼の視点で映画が進むときくと、酷く窮屈で退屈な様子を想像してしまうけれど、この映画の凄いところは全くそんな風に感じないところ。

まず、色彩美がすごい。
壁の色とカーテンの色の組み合わせの絶妙さ、飾られた薔薇の色、どれをとっても色が完璧すぎて、冒頭からため息がでそうだった。
フランスらしさの詰まった、圧倒的な色彩美はずっと続く。
あれが観られるだけでも、もうかなり満足してしまう。

Sensui02 登場する女性たちは皆美人揃い。
身体は動かなくても美人を見てしっかりテンションがあがるジャン=ドミニクにはくすりとさせられる。
胸元とか見過ぎだし(笑

ジャン=ドミニクは、クロードという女性に、言葉を書き留めてもらい、執筆を開始する。
彼の文章は情景がぱあっと浮かんでくるような美しさ。
驚く事に、彼はクロードが病室を訪れる前に、その日書き留めてもらう文章を全て暗記していたのだという。
彼は非常に頭のいい人だったのだなとつくづく思う。

才能を持つ人程、身体の自由を失った時の苦痛は強いのではないだろうかと思ったのだけれど、彼は自らの身体を自由に動けない重たい潜水服に例え、例え身体は自由に動かなくても蝶のように自由に羽ばたく想像力で僕はどこにでも行けるのだと言う。

映画は、彼の視点で見る現実世界と、彼の空想や回想と、客観的に見た彼の姿とをうまく混ぜ合わせてつくられている。
空想や回想の中で彼は自由に動き、壮大で美しい自然をどこまでも追いかける事も出来る。

身体の自由を失い、心だけの存在になった彼は、それまで気付かなかった様々なことに気付いていく。

彼を見ていると、「自分」というのは一体どこまでが「自分」なんだろうと思う。
そして、自分の前に横たわる「世界」というのは、どこまでが本当の「世界」なんだろうという思いに駆られる。
彼が浸る自由な空想の世界と、彼が自由に動く事の出来ない現実の世界。
その境目はどんどん曖昧になり、実際境目なんて必要なんだろうかという気持ちになってくる。彼が感じていることこそ、現実なのではないか、と。

Sensui03 彼は、病気になる前は有名ファッション詩の編集長だったし、かなりもてていたのだと思う。
美しい奥さん(子供がいたけれど籍はいれていない事実婚)セリーヌと別れ、新しい彼女がいた。

彼が病でふせってからも献身的に面倒をみるセリーヌとは対照的に、恋人は彼がロ ックトイン・シンドロームである事実を受け入れられず会いにも来ない。
病室にかけてきた電話で「以前のあなたじゃなくちゃ嫌なの!」「あなたがいなくて寂しいの!」なんて、見事に自己中心的なことを叫んだりする。
そんなことを言われたらジャン=ドミニクがどれだけ辛いかなんていう想像力も無く、彼と会えなくなった自分が辛いという事実にしか目が向いていない何とも幼稚な恋人。
でも、ジャン=ドミニクはそんな彼女に「毎日君を待っている」と伝える。しかもそれを伝える役目は病室にいるセリーヌ。 セリーヌは伝え終わった後、たまらず電話を切ってしまう。
これは、ちょっと、酷いな・・・。
それに、彼の病状から逃げているだけの恋人なんて、繋いでおいても仕方なくないか?
馬鹿正直というか、なんというか・・・。

ロ ックトイン・シンドロームという彼の病気から、観ている方も塞ぎ込んでしまいたくなるような映画だったらどうしようという不安もあったけれど、実際は淡々と描写された美しい映画だった。
あの映像美と、彼の左目からの視点や彼の想像を使うという表現の仕方は、一見の価値ありだと思います。
創作意欲もすごくわく。

彼は自伝出版の二日後に亡くなってしまったそう。
20万回の瞬きで自伝を綴る事、そのことは本当に彼に与えられた使命だったのでしょうね。
亡くなってしまった後、彼は身も心も蝶のように軽くなれたのでしょうか。

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映画「ネコナデ」

Nekonade02 「ネコナデ」
★★
監督:大森美香
出演:大杉漣、青山倫子、黒川芽以、入山法子、もたいまさこ

映画の詳細情報はこちら
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渋谷のユーロスペースで「ネコナデ」を観て来た。

鬼人事部長として、企業の大規模なリストラをすすめてきた鬼塚太郎。
胃薬を常用する程のストレスを抱えていた彼の人生が、仔猫との出会いで変わっていく・・・という話。

タイトルの「ネコナデ」は、猫をなでることかなぁと思っていたのだけれど、作中で大杉蓮が「猫なで声はやめろ!」と言っていたので、どうやら猫なで声の「ネコナデ」のよう。

不要な社員をばしばし切って捨てている彼が、捨て猫を拾ってしまうところが面白い。
猫の前でだけ、無理をしていない素の自分に戻っている。
でも今まできっと家族の前では「ペットなんて駄目だ!」と言っていたのであろう、猫を拾ってきたことを言えず、結局仕事で借りているウィークリーマンションの一室で猫をこっそり飼うことにしてしまう。
Nekonade01 厳しい鬼部長が、猫グッズをもってトラのところに走って行く姿はとてもかわいい。
トラにむかって
「お前といると胃痛が治まる。人生で初めてだ。私が先のことを考えていない」
と語りかけるところなんかもじんとくる。

兄弟かもしれない仔猫を拾った人に、「兄弟だと思うから今度会わせましょう!」と言いに行っちゃうあたりはやり過ぎで面白い。いやいや、普通そういうことしないでしょ、みたいな。猫バカに拍車がかかっている。

ストーリーだけみると、結構単純。
猫によって本当の自分に気付かされる鬼部長。
厳しい新入社員研修に文句を言いつつも、研修を乗り切った後にはひとつになっている新入社員たち。
猫を捨てる若者は悪者。
私は本当はそういうベタベタなストーリーってあんまり好きじゃないのだけど、
いいの。
猫がかわいいから
って気持ちになる映画。
大杉蓮との組み合わせが絶妙だし。

ただ、ウィークリーマンションで1匹じゃ、夜は1匹だしかなり寂しいのではと一寸気になった。
あと、ヒマラヤンじゃなかったヒラヤマンは結局どうなったんだろう・・・(笑
そういえば猫オークション詐欺をやっているもたいまさこのキャラもかなり面白かった。

撮影後、トラは大杉さんの家で飼う事になったとか。
ええ話だ・・・これぞまさしく縁ですねぇ。

結論。
猫は、いい。

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映画「クワイエットルームにようこそ」

Qr_1 「クワイエットルームにようこそ」
★★
監督:松尾スズキ
出演:内田有紀, 蒼井優, 宮藤官九郎, 大竹しのぶ, りょう

映画の詳細情報はこちら
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第134回芥川賞候補作品でもあった、松尾スズキ自身による同名小説を映画化したもの。

バツイチのフリーライター佐倉明日香は、目が覚めたら閉鎖病棟にある「クワイエットルーム」に寝かされていた。何故自分がこんなところにいれられているのか、ここから出られるのか・・・という話。

精神病院の閉鎖病棟内での話なので、病んでいる人だらけなのだけれど、適度に笑いを織り交ぜつつ話が進行していくので、ちっとも深刻にならずに観る事ができる。

だからといって、ただ笑って終わりの映画でもない。
主人公が入院した原因が実はオーバードーズ(薬物大量摂取)だったり、病院の中で一番普通に見えた蒼井優が実は拒食症だったりと、一見普通な人たちが抱える心の闇が見えてくる。
精神病院に入院することって誰にでも起こりうるんじゃないかとさえ思えてくる。

退院することは、病院内での繋がりを捨てる事。
そうしないと社会復帰はできないのかもしれないけれど、なんだか一寸切なかった。

内田有紀と蒼井優がとにかく光っていた。
あの2人を見るだけでも価値がある映画かなと思う。
あと、ある意味大竹さんもね・・・。あれだけ憎たらしいおばちゃんが演じられるのもすごいよね・・・。

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2008/07/20

予定日はジミー・ペイジ / 角田光代

Jimmy 「予定日はジミー・ペイジ
★★★
角田光代

書籍の詳細情報はこちら
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ジミー・ペイジの誕生日に母親になる予定のマキちゃんのマタニティ日記。

角田さんは妊娠をしたことがないのだけれど、それなのに実話のようなリアリティをもったマタニティ日記を書けてしまうのだなと、まずそこに脱帽。

妊娠や出産=素晴らしいこと、おめでたいこと とされている世間の風潮の中で、それを素直に喜べないやさぐれた妊婦を主人公にしているあたりも好感がもてる。
主人公がプレママスクールで出会った、「妊娠は素晴らしいこと!!」という妊娠出産を美化しちゃうタイプの人とか、私も絶対仲良くなれないもん。

なんだプレママって。なんだこの飾りつけ。なんだこのわくわく感。馬鹿にしてんのか。妊婦授業とか、母親学級でいいじゃないか。

こんな風に考えちゃう、マキちゃんのキャラが好き。
このサバサバ感とテンポの良さのお陰で、最初から最後まで飽きずに読める。

そして、マキちゃんの夫さんちゃんのどこか抜けているキャラも好き。

私は結婚願望もなければ、子供が欲しいという気持ちもあんまりないのだけれど、そんな私が「夫婦っていいかも」「妊娠っていいかも」って思ってしまうほど、なんだかいい夫婦でなんだかいい話なのだ。
すごくラブラブとか、毎日豪勢な生活をしているとか、妊娠ってこんなに素晴らしい!とか、そういうのではなく、こんなにマイペースで自然で、たまにほろっといいことがあって、そんな相手だったら一緒に生活していけるよなぁ、お腹の中の子をこんな風に思えるのっていいよなぁ、みたいな、そんな感じ。
妊娠に対して否定的だったマキちゃんに、その事実が自然に浸透していって、お腹の子を大切に思うようになっていく、その過程だけでもなんだかじんわり感動する。

いい本読んだなぁって素直に思えた。

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なんくるない / よしもとばなな

Nankuru 「なんくるない
★★★
よしもとばなな

書籍の詳細情報はこちら
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沖縄をテーマに書かれた、4つの話で構成された本。

どの話も、はっきりいって文章が拙い。
文学的に美しい文章とは反対に位置するような、素人が気付いたことをぽつぽつ書き留めたような不器用さを感じる。

でも、この小説はその拙くて不器用な中に、人とは、魂とは、というような、大切で根本的なことに対する気付きが沢山散りばめられていて、美しい。
文章が拙い事が等身大に感じられ、生きて行く事そのものの力が見えてくる。
それにしてもこの拙さって狙い?個性?
よしもとさんの作品を読んだのが久々だったのだけれど、昔からこういう拙い文章を書く人だったのだっけ・・・。
でも、拙くても、彼女の感性っていいよなって思う。

ちんぬくじゅうしい
母親が宗教にはまってしまったことをきっかけに、沖縄に住むおばさんのところにお世話になることになった少女の話。
当たり前に手元にあったものがいつか遠くなってしまうこと、逆に遠かったものがまた戻ってくる事。世の中はその繰り返しでできていて、いつまでも近くにあるはずだったものが手の届かないところにいってしまうことの切なさを感じた。

足てびち
よしもとさんの半エッセイ。
沖縄に住む夫婦とのゆったりとした思い出の話。
ストーリー自体ははっとするようなものはないのだけれど、最後に語られていることが読んでいる時の状況にシンクロしてすごく心に残った。

闇を見て、また光が降り注いで、思い出を抱いて……うんざりするほどくりかえして喜びも苦しみもまたどこかへ消えていくサイクルの中で、立ち止まることも許されない人生の、私たちは単なる奴隷だ。
なのにどうして、こんなにもいいものだと思えるのだろう。

私たちの日常って、本当に色々なことが起こって、絶えず変化して、喜んだり悲しんだりして。私たちの意志とは関係なく、勝手に流れていってしまう人生。たしかに考え方によっては奴隷なのかもしれない。
でも、やっぱり、そんな日々はすごく愛しいものだ。

なんくるない
離婚をした女性が姉の家に居候をし、やがて沖縄に旅行して新しい恋をする話。
4作品の中で一番長編。
主人公の女性が浮世離れしているタイプなので、作品全体がふわふわとしている。私もどちらかというとそういうタイプなので、一寸親近感がわく。

都会で正反対のタイプの夫と暮らし、離婚をして、自分の生き方がはっとわからなくなって…そんな彼女が沖縄で根本的なことにたくさん気付いていく、思い出していく。
読んでいると、疲れた都会人たちは間違いなく沖縄に行きたくなると思う。

この作品は、たくさんのいい言葉、いい気付きがでてくる。

わかってもらえるということはただそれだけで、もう「今寝てもいいよ」っていうふうにふわふわに整えられたベッドを用意してもらっているのと同じくらいに、ほっとさせられるものだ。

自分の最大の理解者だったはずの夫とわかりあえない主人公のことを、姉はわかってくれている。そのことに対するこの気持ちに、私も共感する。
家族でも友人でも、本当の自分をわかってくれている人の存在って大きいよなって思った。
逆に、たとえそれが夫婦であろうと家族であろうと、自分のことをわかってくれていない人というのはいて、どんなに近しい関係でもただ一緒にいるだけでいつか苦しくなってしまって、色々なところに歪みができてしまうものだと思う。

現代人はそういう歪みを抱えている人がきっと多い。
色々なことを我慢して、色々なことを見失って、毎日生きて行くだけで、仕事をこなしていくだけで精一杯になってしまっている人。
本当の自分とか、自分らしい生き方とか、そういうことをふっと考えさせられる話。

リッスン
唯一男性が主人公の話。
海辺で出会った少女との短い話で、そんなにひきつけられるところはなかったのだけれど、最後のフレーズだけがよかった。

明日の僕もそう思うだろう。
動いていく世界を聴き続けること以外は、何もできないと。

世界を聴くっていいよなぁ。
山田詠美的な表現。

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2008/07/16

蝶が舞う

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※パリ、リュクサンブール公園の花から見る風景

今日、「潜水服は蝶の夢を見る」をやっと映画館で観ることが出来た。
色彩が非常に素晴らしくて、評判通りの映像美。
創作意欲の湧く映画。
今週金曜日までなら、早稲田松竹で観られます。
近々映画評書きます。
そういえば書けていない書評と映画評がまだあったな・・・。

読みたい本、観たい映画、聴きたい音楽。
そういったものをなかなか消化できていないのだけれど、
それでも一時の激務から解放されて、
一寸ずつ自分のペース、
自分の形を取り戻してきているように感じる。

あんまりにも色々な変化がありすぎると
自分の輪郭を見失うことがある。
枠をなくして、アメーバのような中身がとろとろと流れている時。
自分の事をよく知っている人に形を教えてもらって
はっとするアメーバ人間。

自分らしさ。
私だからできること。
見失って、取り戻して。
少しずつ変化して。
進む。

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2008/07/14

海岸までもう少し

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※沖縄、黒島の牛と海岸への道案内

立て続けの大波に飲み込まれて、くるくると水中を海底に向かって落ちて行く時。
深く青い海の底で、それこそ三角座りをしてじーっと踞っちゃう時。
抜け出せなくなる時。

でも自分がそんな風にしていても、
頭上を美しい魚の群れは泳いでいくし
水面は太陽に照らされてきらきらとしているわけで。

何かのきっかけで、ふっとまた水面に戻れる瞬間が必ずやってくる。

大波小波さざ波、一生無くなる事はないし
日頃頭で色々考えてはいても
いざきた波に翻弄されすぎなのだけれど
魚じゃなくて人間だから、まぁ多分仕方ないのだと思う。
そんな風に、ある程度腹をくくることで一寸楽に乗り切れるものなのかも。

なんだかんだ海は結構よいところだもの。

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2008/07/03

流れて過ごす

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※携帯で撮影した、善福寺公園の青い紫陽花

人生、何が起こるかわからない。
予想外の出来事であったり。
さらにそれが覆されることであったり。

どうせ何が起こるかわからないなら
自分の頭の中で勝手にシミュレートして何かを諦める事は
実はもの凄く勿体ない事なのかもしれない。

何だかわからなくなっちゃった時は
結論を出さずに、流す。
にこにこ過ごす。
それだけでいいのかも。

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2008/07/01

「薔薇空間 −宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々−」(Bunkamura)

少し前に、私が好きな宮廷画家ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの展示が目一杯楽しめる、「薔薇空間」へ行ってきた。

場所は渋谷Bunkamura。

ルドゥーテは、TASCHENからでている分厚い薔薇図鑑「the Roses」と百合図鑑「the Lilies」を持っているくらい好き。
そもそも、私は薔薇が大好きなのだ。

展覧会は、4部構成。

1.ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ
『バラ図譜』(Les Roses)フォリオ判 全169図版 スティップル・エングレーヴィング(stipple engraving 点刻彫版法)1817〜1824年制作

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2.アルフレッド・パーソンズ 
40点 多色刷点刻銅版画図版(手彩色補助)1817〜1824年制作

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3.二口善雄
 
『ばら花譜』(1983年・平凡社刊)のための原画 水彩 36点

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4.齋門富士男 
バラの最新作の写真 48点

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会場のところどころには、色々な種類の薔薇の香りが楽しめるスポットがある。
薔薇の絵だけじゃなく香りも堪能できるって、にくい演出。

ルドゥーテの作品は、本当に美しい。
ただ薔薇をスケッチしたのではなく、どういう構図でどのように表現したらその薔薇らしさを出せるか、綿密に計算された上で、必要な要素だけを盛り込んでいる。
だから、その薔薇の個性が一目で伝わってくる。

ルドゥーテの作品が一番はじめなので、後者2人の作品が霞んでしまった気が・・・。

齋門さんの薔薇の写真もきれいだった。
壁一面に色とりどりの薔薇の写真が、わーっと並んでいた。

一緒に行った友人と、お互い一番好きな写真を選んだのだけど、数々の中から同じものを選んだので、面白かった。
2人が選んだのは、シンプルなピンクの薔薇の写真。

ミュージアムショップも充実していて、薔薇グッズが所狭しと並んでいた。
私は、ルドゥーテの薔薇の絵を使ったミニバッグをお買い上げ。

美術館の外に出ると、ドゥ マゴ パリに薔薇庭園が出来上がっていた。
どこまでも薔薇を堪能できる、素晴らしい展示だった。
薔薇の香りは、女力を上げると思う。

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