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2008/03/25

どこから行っても遠い町 / 川上弘美

  「どこから行っても遠い町
★★
川上弘美

yom yom vol.6

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

主人公高之には妻千秋と娘千夏がいるが、夫と息子のいる純子と不倫をしている。
彼は、白黒つけたがる彼女たちを見て
「どうして女たちは、事を決めたがるのだろう」と思っている。
主人公のそんな状況と、主人公が昔お世話になった春田のおばさんの思い出とが交錯する話。

私は川上弘美さんの小説が結構好きで。
どこが好きかというとゆるゆると輪郭がないのに、面で風景を彩り、じんわり染みていくところ。
今まで何冊か読んでいるけれど、「センセイの鞄」が一番好き。

でも今回の話は川上さんにしては理屈っぽいところが気になった。
主人公が純子と話していた時に突然あることがわかるのだけれど、その結論だって新鮮味がないというか、どこかで読んだような既視感がつきまとう。
川上さんにしては陳腐な出来のような気がして、少し残念に思った。
好みの問題もあると思うけど。

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