空虚の底で響きわたるもの
先日映画評も書いた、リリイ・シュシュの曲もむしょうに聴きたくなるもののひとつ。
リリイは映画の中のアーティストで、実際にうたっているのはSalyu。
澄んでいるのに影の濃い雰囲気の曲たち。
よく冷えた水のように、きーんと主張しながらもしみわたっていく音楽。
流れていく身体の中に空虚な石がぽちりと。
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共鳴 (空虚な石)
作詞・作曲:Takeshi Kobayashi
長い道は 曲がって ここへ来てる
その先にも続く
時だけが 静かに刻んだ
大人になりかけて やめてしまった
心の内側で
何枚もの 鏡を見つけた
あなたに会う喜び あなたに会う切なさより苦しいのは
まだ私の心の中に 空虚な石が潜むから
生きていくためだけに 生まれてきた
他に意味があるの
それが何か 愛という言葉か
道の端で破れたポスターに書かれている言葉に目をやる
「愛はここに 神はあなたの中に」そこで途切れてる
宇宙の先、魂の果てで
この肉体の中から 響きが生まれて あなたに辿り着いて
共鳴する 言葉の意味を超えてひろがる
あなたに会う喜び あなたに会う切なさより苦しいのは
まだ私の心の中に 空虚な石が潜むから
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