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2008年2月

2008/02/29

見上げた先に

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※パリ、小径を抜けた先

八方塞がり、のような気がする時。
そういう時の壁は、実は自分自身で決めていると思う。

この写真のように、上空に抜け道があったりね。
抜けられない道なんてあるわけがない。
要は自分がどこへ行きたいのか?なわけで。

最近また無性にパリへ飛びたくなる。
パリへ飛んで、本当の一人ぼっちになりたくなる。
その本当の一人ぼっちに最適なのは、寒い季節なんだけどね。
もう暖かくなるなぁ。

規則正しく出勤している反動かしら。
ああいう、THE会社員 みたいな生活が、自分に最適でないこともよくわかっているのだけれど、とりあえず当面の適職と決めているので苦痛でもない。

ただ、元来ぼーっと考え事をしやすい性質なので、出勤する時、帰宅する時、人の流れに従いながら現実感を喪失していることがある。
音が遠くなり、自分自身がすーっとあがっていきそうな感覚。
はい、ぼーっとし過ぎです・・・。
前向いて歩きます・・・。

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2008/02/26

春ひそむ空気

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最近は空気がめっきり緩んできて、春が訪れる前の高揚感が漂う。
ふとした瞬間に、理由も無くわくわくしてしまう。
春の空気には、なんともいえないやわらかさが含まれる。

私たちの意思なんて無視して移り変わっていく季節。
辛くても、楽しくても、巡っていって。
春はもうすぐ。
雛祭りのあたりはいつもちらし寿司と蛤の潮汁をつくるのだけれど、今年はどうしようかしら。今週末は無理だから翌週に持ち越しかな。
今、通勤途中に平松洋子さんの本を読んでいるので、これでお料理テンションさらにアップ。

そういえばこの間の春一番すごかったな・・・。
あれ、じゃぁもう春?

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2008/02/24

乳と卵 / 川上未映子

Chichitoran 「乳と卵
★★
川上未映子

第138回芥川賞受賞

書籍の詳細情報はこちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

読みたいと思っていたこの作品、やっと読了。

東京に住む「わたし」のもとに、姉の巻子と姪の緑子がやってくる。
巻子は豊胸手術を受ける為に東京に来たのだ。
巻子の娘緑子は、喋る事を一切拒否して筆談でコミュニケーションをとる。
そんな3人の3日間の話。
以下内容にふれていきます。

作中は、緑子の日記と、わたしの語りとが交互に繰り返される。
緑子は大人になることを厭がり、生理への嫌悪を示し、豊胸手術をしようとする母親を理解出来ない。

この作品は樋口一葉の「たけくらべ」へのオマージュである。
たけくらべの主人公美登利は、成熟したら遊女になる運命であり、大人になることへの戸惑いという共通項がある。名前も共通しているし。
そして、鍵括弧を基本的には使わないという書き方もそうである。
作中五千円札がでてくるのだけれど、それも・・・樋口一葉ですね(笑

この作品のテーマは「女性」
女性だからこそ、なアイテムが散りばめられている。
巻子の職業はホステスで、つまり「女性」を売りにしてお金を稼いでいる。子供を生んでからしぼんでしまった胸をコンプレックスに思い、豊胸手術のことを病的なまでに調べ、銭湯では女性の胸ばかり観察する。
主人公の知り合いの、胸を大きくしたい子と化粧をする女とは、お互いに男性的精神を経由した産物だ云々と罵り合う。
緑子の友人の国ちゃんは、生理用ナプキンを裂いて無精卵を探す。
主人公は生理の血をシーツにつけてしまい、それをじゃぶじゃぶと洗う。

これらの「女性」なエピソードとの対極に、緑子の持つ「女性らしさへの嫌悪」がある。
私自身は思春期に、大人になること、女性らしくなることについてネガティブな思いは抱えたことがなく、逆に憧れがあったので、緑子の持つ嫌悪感が実はあまりわからない。
でも、自分の気持ちとは裏腹に容れ物であるはずの身体が勝手に変わっていくことへの戸惑いは一寸わかる。また、生理のことも、学校で習ったり小学館の本に載っているのを読んだりしたけれど、当時いまいち仕組みがよくわからなかったりしたので、緑子の疑問もよくわかる。

ただ何となく話がすすんでいき、ただなんとなく終わるというタイプの小説ではなく、きちんと考えられて書かれたと思える点は非常に評価できる。

てっきり豊胸手術の為だけに東京に出て来たのだと思っていた巻子が、実は別れた緑子の父親に会っていたことも判明するが、それが何の為にだったのかは明かされない。
タイトルの「乳と卵」は「父とらん」ということでしょうか。

少し物足りないのは、語り手である「私」の女性としてのエピソードが薄かった点。
生理の血を洗うとか、生理用ナプキンに関するエピソードくらいしかなく、「わたし」にも女性としてのもっと何かしらのエピソードを持たせることで、より深くなったのではないかなと思う。もしくは「わたし」は語り手に徹底させ、「わたし」からは女性としてのエピソードを完全に排除するとかね。なんだか中途半端に感じた。
あと、やたら生理や胸のエピソードは出て来たけれど、卵子と精子が出会った先、妊娠出産に関するエピソードもあってもよかったんじゃないのだろうか。メインの3人ではなく、例えば「わたし」の友人とかに。

あとは、描写の仕方ではっとさせられる部分があったので一部抜粋。

今日まだ一言も口をきかない緑子の唇のなかには、真っ赤な血がぎゅっとつまっていてうねっていて集められ、薄い粘膜一枚でそこにたっぷりと留められてある、針の本当の先端でさしたぐらいの微小な穴から、スープの中に血が一滴、二滴と落ちて、しかし緑子はそれには気づかず、白いスープのゆるいそこに丸い血は溶けることなくそのまま滑り沈んでいくのに、やっぱりそれに気づかずにその陶器の中身の全部を自分ですべて飲み干してしまう。濡れた、その薄い唇が合わさるすきまに赤い丸の輪郭がちゅるっと消えて、消えて、消えて、

これは「わたし」の妄想なのだけれど、何とも美しい描写。
言葉の選び方、そしてその視点がいいと思う。
でも、この箇所以外ははっとさせられる程の描写はなかった。

最後に母娘は卵を自分たちにぶつけ、ぐしゃぐしゃになりながら本音を語ろうとする。
タイトルが「乳と卵」であるし、緑子は卵子やら無精卵について話しているので、そこからきた「卵」なのだろうけれど(パックの卵は無精卵だしね)、この卵を自分にぶつけるという行為にあまり深い意味が見いだせない。こじつけに近いものを感じる。

私があと気になったのは・・・主人公は卵の賞味期限が切れるから捨てなきゃと思うのだけれど、卵の賞味期限は、あくまで「生食」できる期間のことであって、それは通常産卵から一週間。
火を通せば産卵から一ヶ月後くらいまでは食べられる。(個体差はあるだろうから、割って問題がないか確かめるのも必要だけれど)捨てちゃ勿体ない・・・。

文藝春秋には著者インタビューも載っていたのだけれど、なんだかそれを読んで安心した。
きちんと努力し、きちんと苦労し、きちんと考えてきた人だったから。
大した努力も苦労もしたことがないのに大きな賞をとってしまった場合、息が続かなくなってしまったりすることもあるだろうけれど、川上さんはこれからも安定していい作品を書いてくれる人な気がする。なるべくして作家になった人と感じる。
美人だし、そのまま文学の世界への間口を広げて今まで文学に触れていなかった層を取り込んでくれるといいな。

選評も読んだのだけれど、石原氏だけが酷評を書き支持していなかった。
・・・生理だの豊胸だの、理解できない話かもしれないですね・・・。

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2008/02/20

花花花のパワー

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花花花。

今、私の周囲には気持ちや身体が弱った人が多いのだけれど
みんなに一寸ずつでも元気をわけられたらいいな。
そんな気持ちの花。

辛いときは、俯瞰する。
じーっと視点を遠ざける。
自分のある環境を見下ろす。
それだけでも一寸楽になる。

今日は帰りに少し貧血気味だったのだけれど、
花屋の店先の鉢植えさんたちが元気をわけてくれた。
ああいうのって不思議。
身体がすーっと軽くなる。

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2008/02/19

映画「人のセックスを笑うな」オールナイトイベント

Hitose「人のセックスを笑うな」
★★
監督: 井口奈己
原作: 山崎ナオコーラ
出演:永作博美 、 松山ケンイチ 、 蒼井優 、 忍成修吾 、 あがた森魚 、 温水洋一 、 桂春團治

映画の詳細情報はこちら
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以前の記事でも書いたように、シネセゾン渋谷で行われた「人のセックスを笑うな」公開記念オールナイトイベントに行って来ました。

始まるのが23:40なので、しっかり防寒対策をして夜の渋谷をてくてく。
途中、軽食を買って会場へ。

まずは映画のメイキング映像が流れ、その後監督と永作さんのトークショー。
生永作さんを2メートルくらいの距離で見たのだけれど、さすが美しい。
顔が小さすぎる・・・。

笑いありのトークショーの後は、いよいよ上映。
以下内容にちょこっとふれます。

Hitose2 とりあえず・・・私的には原作を越えた!と思っています。
原作も好きなんですけど、原作よりもさらに肉付けされていて深い。

原作ではユリはただだらりんとだらしなくて、みるめくんとの恋愛はほのぼのしていたのだけれど。

映画のユリは天真爛漫で小悪魔なかわいさいっぱい。女性でもひきつけられる魅力がある。
みるめくんに借りたサンダルをはいて、横になったみるめくんの上をぴょんこぴょんこ行ったり来たりするところとかすんごいかわいい。
甘えても、みるめくんを振り回してもかわいいのは、永作さんの魅力だわ。
原作よりも、よりみるめくんがユリに夢中になった気持ちがわかる。

松山ケンイチが、本気で永作さんに恋しているようにみえる。いや、あれは完全にメロメロだったでしょう。
骨抜きですよ、ぐにゃぐにゃですよ。
私はファンじゃないのだけど、ファンの人は・・・みるめくんに片思いをするえんちゃんの視点で切なくなってみるのもいいのかも・・・。

Hitose3 蒼井優も無邪気で本当にかわいかった。
自分が好きな人が他の人を好き。
その片思いの切なさがぎゅぎゅぎゅぎゅっと詰まっている。
みるめくんとユリちゃんが2人で帰るところを目撃した時に、
「あ〜〜!!!!!」
って叫ぶのだけど、いや〜叫びたくなる気持ちわかる!
っていうか叫んじゃうそんな素直なあなたがかわいいって思う。

今回、忍成くんはえんちゃんに片思いをする、ちょい地味目な役。
以前、「リリイ・シュシュのすべて」で共演した時は、脅迫する方とされる方だったのにねぇ(笑
でも彼がいてくれたお陰で、片思いのえんちゃんも救われるかんじがする。

映画で使われている曲もいいし、最高の映画でした。

本編上映後、永作さんが選んだ映画「私のように美しい娘」(フランソワ・トリュフォー監督)
監督が選んだ映画「友だちの恋人」(エリック・ロメール監督)も観た。
でも・・・眠気に負けて部分部分とんでいるのが非常に残念。
「友だちの恋人」は、監督の前作「犬猫」のもとにもなっているので、興味深かった。
主人公の雰囲気とかそっくり。

イベント終了が7:00をまわっていた・・・そりゃ眠いよね・・・。
オールがこたえるお年頃。

お土産に映画の中でみるめが食べていたのと同じ、「信玄餅」をもらった。
なんだか粋なはからい。
素敵なイベントだった。

※もう一度観る機会があって、観たところ感想ががらりと変わった。 二度目の感想はこちら

【関連記事】
『人のセックスを笑うな』音楽の夕べ
書籍「人のセックスを笑うな」の感想

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2008/02/18

花のまわりに

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※パリ、リュクサンブール公園のポピー

最近、気付いたのですが・・・。
マイナスイオンってありますよね。
滝の前なんかにいくと、「あ〜、涼しくてなんか気持ちがいい」って感じるあれ。
マイナスイオンの科学的根拠はさておきまして、
花のまわりにも似たようなものがうっすら取り巻いている気がする。
顔を近づけると、その優しくて涼しいような気持ちがいいような空気がわかる。

病気の人のところにお見舞いでお花を持って行くのは、お花がその人を元気にするからだというけれど、花ってほんとうに元気をわけてくれる。
私は、心底疲れている時はよく切り花を買って帰る。
感謝、感謝。

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2008/02/16

チョコレートの愛

Choco

※パリのチョコ屋さん

最近、ちょっとバタバタしていたのでブログの更新放置していました・・・ごめんなさい。
落ち着いたのでまた更新しますので宜しくお願いします。

もう終わっちゃったけれど、バレンタインの時期はチョコレートのお店がたくさんでていて、チョコ好きには嬉しい。
会社帰りに自分用のチョコを買って帰ったり。

以前も書いたけれど、ほんとチョコレートって偉大。
仕事で疲れても、ひとくち食べると元気になるもの。
あの一粒に込められた濃さはすごい。
チョコを口の中でゆっくり溶かしながら、考える、考える。
ぼーっとする。

今週うお座は、緊迫した週らしい。
でも、生まれ月に向けて今までの成果がでて何かの扉が開かれる時期らしいので、それにちょっと期待。

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2008/02/09

映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」

今、フジテレビでやっていた映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」を観ながら出掛ける準備をしていたのだけど、なんだか駄作な雰囲気・・・。
途中放棄。
どっちにしろ途中で出掛けてしまうのでどうせ最後までは見られないのだけど。

山田詠美の原作も読んだのだけど、原作はやはりエイミーの持つ独特の視点や美しい文体で結構好きで。
夏木マリのグランマははまり役だと思う。
柳楽優弥も悪くない。
ただ、なんだろう、沢尻エリカは全く違うと思う。
この映画、もとい山田詠美の世界観には合わない。
彼女がヒロインであることで、ぐっと安っぽい恋愛の雰囲気になってしまっている。
彼女に全く魅力を感じないから観るのがしんどいのかな。
あの原作なら、他の人を使ってもっと濃くておしゃれな映画にできたのではないかな・・・。

これから、シネセゾン渋谷にて行われる映画「人のセックスを笑うな」公開記念オールナイトイベントに行ってきます。終了予定が明日の6:40というかなり長いイベント。
眠らないように気をつけねば・・・。
ナオコーラさんの原作も好きだし、イベントに永作さんも来るしとても楽しみ。
観たら感想書きます。

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ペットボトル / 宮崎誉子

ペットボトル 
★★
宮崎誉子

「文藝 2007年冬季号」収録

書籍の詳細情報はこちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以前もちょこっとふれた宮崎誉子さん。
相変わらず私は「ほまこさん」と言いたくなるのですが、たかこさんです。

彼女の本を買ったり借りたりしたことはないのだけれど、文芸誌にのっていると必ず読む人。タイトルを覚えているものだと、「POPザウルス(A面)とか」「至極真剣」とか読んだことがある。

文章が本当に個性的な人で、著者名を隠されて読まされても、絶対にわかる人。
著名な作家でもそこまで個性的な人って案外少ないので、貴重な人だと思う。
そして、いつも主人公がどこか冷めているのもポイント。
どろどろと主人公の自我が渦巻いているような重い小説とは対極にある、さらりとしていてテンポの良い小説。空き時間なんかに軽く読めるタイプ。

この話は、学校でいじめにあう女の子が主人公。
お金を貢がせる為に夏休みに工場でアルバイトをさせようといういじめっ子たちの策略で、オモチャの倉庫でアルバイトを始める。
学校では誰も話す人がいないのに、工場ではみんながちょこちょこ話しかけてくれて、優しくしてくれる。そこで自分とは正反対の小峰さんと仲良くなるが・・・という話。

こうやって書くとなんだかお涙頂戴系の話っぽいけれど、ぱっぱっと繰り広げられるテンポの良い会話とシンプルな描写によって、感情がはいらず情景だけが流れていく感じがする。
うだうだ主人公が脳内で語るような押し付けがましさがなくて、読者はその情景から思い思いのことを考えることができる。

最後には一寸した爽快感も味わえるし、面白かった。
ただ、最後の方の主人公の小峰さんに対する子供っぽい対応だけは疑問かな・・・。

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月に負け犬の桜論

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最近、東京は雪が多い。
冷たい空気で街中コーティングされているみたい。

最近気付くと「月に負け犬」の一節
「好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ」
がくるくるまわっている。

**********************
「月に負け犬」

作詩:椎名林檎 作曲:椎名林檎

好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ
虚勢を張る気は無いのだけれど 取分け怖いこと等ない

此の河は絶えず流れゆき
一つでも浮かべてはならない花などが在るだろうか
無い筈だ
僕を認めてよ

明日 くたばるかも知れない
だから今すぐ振り絞る
只 伝わるものならば 僕に後悔はない

何時も身体を冷やし続けて 無言の季節に立ち竦む
浴びせる罵倒に耳を澄まし 数字ばかりの世に埋まる

上手いこと橋を渡れども
行く先の似た様な途を 未だ走り続けている
其れだけの
僕を許してよ

逢いたい人に逢うこともない
だから手の中の全てを
選べない 日の出よりも先に 僕が空に投げよう

吐く息が熱くなってゆく

**********************

そう、明日のことなんて全くわからないから、後悔なんてしたくないから、私は好きな方好きな方に突き進んで生きている。

でも世の中はそうそうポジティブな人ばかりではなくって。
私は何らかのかたちでそういう人たちの荷を少しでもおろしてあげられたらっていつも思う。

明日も雪ですかね。
寒さ厳しい季節がきちんとある程、春の桜は美しい。
人間と同じですね。
厳しい時期を乗り越えてこそより輝ける。

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2008/02/08

ピンクの可能性

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ピンクの花って幸せなアイテムな感じがする。
うちにくる子たちはみんなきれいに咲いてくれて嬉しい。
そういえば今日の服もピンクでした。

どうやらうちの会社はカジュアルオッケーのようなので、最近やっと自分らしい服で出勤ができている。
私服だと大抵3歳くらい若く見られる私は、スーツ系を着るとすごく老ける・・・。

最近、久しく連絡をとっていない人とふとしたキッカケで繋がることが多い。
転機って、そういうことが起こりやすい気がする。
少し自分が動いたことで、ひゅるるんっと繋がる。
目の前に広がる多くの選択肢を見る度に、面白いなって思う。

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2008/02/06

空虚の底で響きわたるもの

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先日映画評も書いた、リリイ・シュシュの曲もむしょうに聴きたくなるもののひとつ。
リリイは映画の中のアーティストで、実際にうたっているのはSalyu。

澄んでいるのに影の濃い雰囲気の曲たち。
よく冷えた水のように、きーんと主張しながらもしみわたっていく音楽。

流れていく身体の中に空虚な石がぽちりと。

**********************

共鳴 (空虚な石)
作詞・作曲:Takeshi Kobayashi

長い道は 曲がって ここへ来てる
その先にも続く
時だけが 静かに刻んだ

大人になりかけて やめてしまった
心の内側で
何枚もの 鏡を見つけた

あなたに会う喜び あなたに会う切なさより苦しいのは
まだ私の心の中に 空虚な石が潜むから

生きていくためだけに 生まれてきた
他に意味があるの
それが何か 愛という言葉か

道の端で破れたポスターに書かれている言葉に目をやる
「愛はここに 神はあなたの中に」そこで途切れてる

宇宙の先、魂の果てで

この肉体の中から 響きが生まれて あなたに辿り着いて
共鳴する 言葉の意味を超えてひろがる
あなたに会う喜び あなたに会う切なさより苦しいのは
まだ私の心の中に 空虚な石が潜むから

**********************

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闇に降る雨の中で

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※夜のパリ、セーヌ川のほとり

椎名林檎の曲は、急に聴きたくなるものが多い。
私はアルバムなら「加爾基精液栗ノ花」が一番好きなのだけれど、なんとこれMacでは聴けない・・・。
コンポが壊れてからiTunesで音楽を聴いているので、聴きたくても聴けない。

なんだかむしょうに聴きたくなって聴いていた「闇に降る雨」
バイオリンのあの音色がすごく聴きたくて。
バイオリンの直線的な動きと雨の残像が重なる。

**********************

闇に降る雨
作詞・作曲/椎名林檎 編曲/亀田誠治、椎名林檎

余りの暑さに目を醒ましさっき迄見ていた夢の中
東西線はあたしを乗せても新宿に降ろしてくれなくて

辿り着けない
此処に欲しい腕や髪や首筋
貴方の嫌う生温い雨に濡らされてゆく

貴方に降り注ぐものが譬え 雨だろうが運命だろうが
許すことなど出来る訳ない
此の手で必ず守る
側に置いていて

天気予報が外れてばかりの毎日が見させた嘘の闇
高揚も時めきも溜め息も消耗しやがて失くなりそうで

招きたくない
空々しい土の香や向日葵の
すぐにも迎う馨しい絵画と化する日など

貴方を知り尽くすことが譬え 可能だろうが不可能だろうが
満たされる日が来る筈もない
身体が生きている限り
側に置いていて

貴方に身を委すことが譬え 危険だろうが安全だろうが
留め金などが在る筈もない
全て惜しみなく挙げる
貴方に降り注ぐものが譬え 雨だろうが運命だろうが
許すことなど出来る訳ない
此の手で必ず守る
側に側に置いていて

**********************

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2008/02/05

雪の上を駆け回ってみる?

Snow2008
※先日の東京の雪

環境も一寸変わり、色々と新たな方面に動き出した2月。

人間というのは順応性というものを持っていて。
あっちからこっちへやってきた時に
あっという間にこっちの視点で物事を捉えるようになったりする。
その切り替えが、気持ちがいいくらいうまくいく時は
きっとよい転機なのでしょう。
あっちが嘘みたいに遠くなる。
でもそこで物怖じしたら勿体ないので
勢いにまかせて新鮮なうちに進むべし。

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2008/02/04

映画「リリイ・シュシュのすべて」

Liliy

「リリイ・シュシュのすべて」
★★
監督: 岩井俊二
出演:市原隼人, 忍成修吾, 伊藤歩, 蒼井優 ,大沢たかお

映画の詳細情報はこちら
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

僕にとって、リリイだけがリアル

美しい田園風景の広がるある地方都市。
中学生の雄一は、リリイ・シュシュというアーティストに心酔し、彼女のサイトのBBSである人物と交流を重ねていく。
その一方で、学校では親友だったはずの星野からいじめをうけるようになるが・・・という話。

映画館で一度観て、DVDで何度も観ている映画。
岩井俊二作品の中でも、3本の指にはいるくらい好き。
映画公開前にウェブサイトを設置し、そこのBBSで物語を進めていたという異色作。

ドビュッシーのあの音色とグリーンの田園風景の組み合わせ、真っ赤なカイトと真っ青な空と鉄塔、など、澄んだ美しい場面が多い映画。

Liliy2 その美しさとは裏腹に、親の再婚、いじめ、援助交際、暴力、事故死、自殺など複雑で重い問題を抱える。
少年少女たちの感じた痛さがそのまま画面の美しさに結びついている気がする。
冬の痛い程寒い時期の方が空気が澄んで空が美しいように感じるのと同じ原理で。

自分の居場所をネットの世界に求めた雄一にとって、いじめのある学校よりもリリイの世界だけがリアルだった。
逃避ともいえる行為だけれど、音楽に救いを求める気持ちは誰しもわかるのではないだろうか。
音って、その場の空気を変える力がすごい。
この映画を観て以来、私はドビュッシーをよく聴くようになった。

飛びたい。
飛べない。
墜落する。
あの学生時代の、学校という狭い世界の中で起こっていることから抜け出せないあの歯痒さ。
外を見れば、空を見れば、世界はこんなに広いのに。
少年少女たちはそれでも狭い世界の中で救いを求めている。
そんな少年少女たちの姿に、親も先生もなんと鈍感な事か。

飛びたい。
飛べない。
墜落する。
いつか飛べる。
小さな希望を持って。
あの痛々しい程純粋で感受性の豊かな時代を。
もう戻れないあの時代を、全身で感じる事ができる映画。
ひりひりするほど痛い、あの時期を。

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