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2008/01/01

映画「I am Sam アイ・アム・サム」

Iamsam

「I am Sam アイ・アム・サム」
★★★★☆
監督:ジェシー・ネルソン
出演:ショーン・ペン、ダコタ・ファニング、ミシェル・ファイファー、ダイアン・ウィースト、ローラ・ダーン

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パリで借りたアパートにあったので観た作品。

自閉症で7歳の知能しか持たないサムは、ルーシーの母親に逃げられ、ひとりで娘のルーシーを育てていた。だが、娘のルーシーが7歳の誕生日を迎える時、児童福祉局のソーシャル・ワーカーによって「父親として不適当」と判断されてしまう。

里親の元に連れて行かれるルーシー。
離ればなれになってしまった親子。
ルーシーと再び一緒に暮らす為に、サムは弁護士事務所を訪ねる。
そこで出会った弁護士リタは、はじめは世間体の為にサムの弁護士を無料で引受けただけだったが、次第に本気でサムを応援したくなり、奮闘する。
果たしてサムはルーシーを取り戻す事ができるのか・・・?という話。

とにかくルーシー役のダコタ・ファニングの演技が素晴らしい。
父親の知能をわかっていながら、父親としてたててあげるところ、無邪気に恋しがるところ、などなど。
ふとした時に見せる、達観した表情がこの役にぴったりだと思う。

サムは、子供のまま大人になってしまった人だ。
いわゆる名探偵コナンの逆バージョン。
自閉症がゆえに毎日の生活パターンには強いこだわりを持つ。
外食といえばアイホップのパンケーキで、ルーシーにねだられて行ったビッグボーイにパンケーキがないと知ると癇癪をおこしてしまうほど。

そんなサムは、「勝つ為の裁判」ができない。
事実を誇張して言う事や、自分の敵を悲しませる事をひどく嫌がる。
そういう姿を見ていると、大人になって上手く世の中を渡る事って・・・と考えさせられる。

敏腕弁護士のリタは、サムに心を許し弱音を吐く。
仕事をバリバリこなし、悩みなんてないように見えるリタは息子との距離感に悩み苦しんでいるのだ。
私が常日頃思っている、「どんな人にも必ずその人その人にとっての檻があって、その中でもがき苦しむことがある」という様子が描かれている。

この映画には悪人が全く出てこない。
最終的には登場人物たちはみなサムを好きになり、応援する。
結末に関しては賛否両論かもしれないけれど、私はあの結末でよかったのではないかなと思う。

強い親子愛で結ばれているサムとルーシー。
パリのアパートでワイン飲みながら一人大泣きする私・・・。
ほんと、家族愛ものには弱いんです。

この映画は、「もっとシンプルに考えなよ」っていうメッセージを投げかけている気がする。
「子育てがうまくいかない」「子供が自分になつかない」と子供にあたってしまう親がいたとして。
「じゃぁあなたは、子供に愛情表現をきちんとしていますか?」と。
決めつけて悩んでしまう前に、サムのようにストレートにするべき何かが絶対にあるはずなのだ。
そのストレートな行動は、絶対に相手の心を動かずはずだから。

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