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2007/05/19

パビリオン山椒魚

「パビリオン山椒魚」
2007年
監督:冨永昌敬
出演:オダギリジョー 香椎由宇 高田純次
公式HP
★★☆☆☆
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5a67005806828a1b9703b32821b67e80_1自称・天才レントゲン技師の飛島芳一は、第二農響会の香川という男から「オオサンショウウオ、キンジローのレントゲンを撮って欲しい」と依頼を受ける。パリ万博出品時に骨折したキンジロー、本物であればレントゲンでわかるというのだ。
「サラマンドル・キンジロー財団」によって管理される、動物国宝のオオサンショウウオ「キンジロー」生誕150周年パーティの夜、忍びこんだ芳一は二宮家四女あづきと出会う。あづきは父親にそそのかされてキンジローを誘拐しに来ていたのだ。2人はやがて恋に落ちる・・・といった話。

以下、内容にふれていきます。

レントゲン撮影用の車の中で出会う芳一とあづき。
レントゲン車と山椒魚というモチーフはなかなか素敵な組み合わせ。
個人的に魚系が水槽の中にはいっているというモチーフが好きで、それに病院系の車というのが何か良い。
2人が車の中で愛し合う場面では、山椒魚の吐いた泡がシャボン玉になり周囲を彩る。

あづきは四姉妹の中で一人だけ腹違いである。
母親がどこにいるのか探していたのだが、実はあづきの姉、長女アキノが母親だった。
アキノはそれをあづきに伝える前に何者かに殺されてしまう。
ここまでは、それなりに話の筋が通った形で進んで行く。
が・・・その先はストーリーは崩れ、支離滅裂な展開になって行く。

役者の演技と存在感はとても良い。
でも、前半に話の筋があっただけに、後半の壊れ方に一寸ついて行けない。
例えば、冴えないレントゲン技師の芳一が、後半ではノリノリの義賊のような格好の男になってレントゲン技師も辞めてしまう。何故・・・。
また、芳一が襲撃した敵の屋敷には、何故か山椒魚の人形と結婚して子供が出来たという妹がおり、今まで敵だったはずの人たちにも祝福される。

結局、山椒魚のキンジローが本物だったかどうかなどどうでも良い展開になり、意味不明なままラストを迎える。
シュールといえばシュール。
そしてゆるくコミカル。
好みが別れるタイプでしょうね。
ちなみに、私はそんなに好きじゃない。
でも妙に余韻は残った。「で、結局何だったわけ?」と考えてしまった。
ストーリーを追わずに、雰囲気とノリを楽しむ映画のようで。
ジェットコースタームービーと説明されていたので、前半は堅実に昇って行き、後半で一気に落下(=壊れる)ってことなのだろうけど、うーん・・・。そのバランスが少々悪いように思う。オダギリジョー頼みで何とかもっているかんじがしちゃう。

あと、DVDの音が全体的に聴き取りにくい。
うちのMacのせい?と思いきや、同じ事を言っている人が他のブログなどでも何人もいたのでそうではないらしい。
会話が聴き取りにくいと、それだけでプチストレス。

でも好きな人は好きな映画らしいので、興味があったら一度観てみることをおすすめ。

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