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2007/02/10

「ひとり日和」文藝春秋選評について

文藝春秋が売っていたので、芥川賞の選評だけさらっと立ち読み。

色々なブログを見たけれど、やっぱり今回の受賞作に疑問を持っている人は多いようで。
その疑問を凝縮した言葉は山田詠美さんの選評にあった。

「疲れた殿方にはいいのでしょうが、私には物足りない」
(記憶を元に書いているので、文言はちょっと違うかも)

ああ、なるほど。
あの小説は、薄味のおじやのようなものなのですね。
でもそれって、胃が疲れている人にはよくても、凝った素晴らしいお料理を期待していた人には物足りなく、がっかりする物。
私はやっぱり、芥川賞をとるほどの作品=こちらの予想を上回る凝ったものを期待してしまう。

とりあえず、石原氏と村上氏は疲れた殿方なのですね(笑

【過去記事】
第136回芥川賞 青山七恵「ひとり日和」受賞
ひとり日和

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コメント

今丁度「ひとり日和」読み終えてネットで他の方の評価を漁ってたところです。
気の効いた評価はできませんが、思ったのは、綿矢りささんの「蹴りたい背中」に似ていて、ストーリー勝負では無く、表現力、描写力で勝負する類の小説であったように思えます。
ああ、この感覚あるある。うんうん。という部分が沢山散りばめられており、主人公に感情移入しやすいようにというか、小説のワールドに溶け込むようなテクニックをお持ちの様に思えます。

ストーリーが単調でサビが無いのは残念で物足りなかったのですが、もしかしたら作者が余分な手を加えないただ純粋に描写力、表現力を楽しんで貰いたかったのかもしれません。
例えるなら、高級豆を使ったブラックのミルクも砂糖も入れないコーヒーで、素材の味を楽しんでほしかったのかも知れませんね。

読者として点数をつけるならば100点満点で55点。といったところでしょうか。

投稿: 職人 | 2007/02/15 01:42

こんばんは。
なるほど、素材の味ですか。
言われてみて、今まで見ていたのとはちょっと違う角度から見れた気がします。
たしかにおっしゃるように「うまい」作家さんではあるので、今回は物足りなかったですが、次回作がどうなるか気になるところです。

投稿: *yuka* | 2007/02/15 02:49

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