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2006年12月

2006/12/25

フレンチ「Coulis Rouge クーリ・ルージュ」(西荻窪)

クリスマスイブに、西荻にあるクーリ・ルージュでディナー。
コースは特別メニュー一種類、¥8,000。

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☆Amuse-bouche
  [ ひとくちオードブル ]
  v 手長海老のスティック仕立てと冷たいトマトソース。

熱々のスティックがさくさくで美味しい。
冷たいトマトソースは、そのままごくごく飲める濃いトマトジュースのよう。

☆Hors d' oeuvre
  [ 前菜1品目 ]
  v イラン産キャビアとウニの冷たいパスタ。

細いパスタとクリーミーなソースがよく絡んで美味しい。
キャビアとウニもあう。

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  [ 前菜2品目 ]
  v 蝦夷鹿の肉厚カルパッチョ甘い蕪添え。

鹿肉ってなかなか食べる機会がないけれど、馬肉系の味で美味しい。
赤ワインと一緒に。

  [ 前菜3品目 ]
  v 北海道産白子のムニエルあつあつをどうぞ。

なめらかでいい。
白ワインがよくあいます。

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☆Poisson
  [ お魚料理 ]
  v 海の幸(鮮魚、カニ、ムール貝、イカ)のフラン、南仏風。

魚介ぎっしり。
特にカニが食べごたえあって美味しかった。

☆Viande
  [ お肉料理 ]
  v 埼玉県産のウズラのフォワグラ飯詰めバルサミコソース。

バルサミコでさっぱりとお肉とフォアグラがいただけます。
フォアグラ好きなんですよね〜。

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☆Dessert
  [  デザート ]
  v 早採り苺3種盛り合わせ、クーリ・ルージュスタイル。

さくさくの焼き菓子と苺のハーモニーがいいです。

今回、クーリ・ルージュには久々に行ったのですが、以前ホールでいつもサーブしていたちょっぴり頼りない彼はいなくて、かわりに男性と女性が一人ずつ。
クリスマスはみんな同じくらいの時間に食べだすので、サーブも忙しそうでした。
客層は若者が多め。
お店の中がもっとクリスマスっぽい飾り付けが多いとよりよかったかも。
イベントで来るのもいいけれど、小さいお店なので普段の週末に食べに来るほうがなんとなくのんびりできますね。
あとこれは個人的に、なのですが、クーリはお野菜もとても美味しいお店なので、クリスマスメニューに野菜がもっと多いと嬉しかったかな〜。
まぁでも、ワインも美味しくて満足です。

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Coulis Rouge
TEL:03-3395-8289
住所:杉並区西荻北4-26-10
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2006/12/18

パン屋「小麦と酵母 濱田家」 (三軒茶屋)

P1010011マジックランタンを観たあと、お茶をしようと三軒茶屋をふーらふらしていたら・・・何やら気になるお店が。
お寿司屋さんか蕎麦屋さんといった佇まいの上品なお店、でも中でパンらしきものを売っている・・・。

気になって中にはいってみると、とにかく「和」
店員さんの作務衣姿も、お店の雰囲気も。
後で知ったのだけど、元寿司屋のカウンター席をそのまま棚にしたらしい。
でも、ちっとも違和感がない。むしろ「和のパン屋さんなんていいねぇ」と思わせる雰囲気。

種類が豊富で迷ったけれど、「豆パン」「クリームパン」「コーンパン」「胡桃あんぱん」を購入。
店員さんがちゃきちゃきっとしている。
パンを渡す時に「やわらかいので気をつけて下さいね」と言われた。
いつも言っているのかもしれないけれど、たしかに私が買ったクリームパンは生地がとても柔らかくて、一緒の袋にはいっていた豆パンの痕が残ったくらいだ(涙
P1010014【豆パン】大きな豆がかなりたくさんはいっている。豆好きにおすすめ。
【クリームパン】やわらかい味のやさしいいクリーム。生地もすごくやわらかい。
【コーンパン】素朴な生地とコーンの甘みの組み合わせがいいかんじ。いくつでも食べられそう。
【胡桃あんぱん】あんこがぎっしり。あんこを食べているみたい。私には結構甘い。

わざわざこのお店目当てで三軒茶屋に行くほど個性的な味のパン屋さんではないけれど、三軒茶屋に行ったら買おうかなというかんじ。近所にあったら結構行きそう。
素朴で身体にやさしそうな味なのがいいです。そう、やっぱり洋ではなく和のパン屋さんっていうあっさり生地なのです。和の惣菜パンも有名らしいので、次回行く事があれば総菜パンを買おうっと。
あの生地は総菜パンにすごくあいそうだもの。
ひじきとかきんぴらとかあるらしい。

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小麦と酵母 濱田家
TEL:03-5779-3884
住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-17-11 グレイス三軒茶屋102
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結城座の「マジックランタン 注文の多い料理店(宮澤賢治)」

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今日は、結城座の「マジックランタン 注文の多い料理店」を観に三軒茶屋のキャロットタワー内シアタートラムへ。キャロットタワーは「人参色の26F建てのビル」だそうだ。
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人参色だからキャロットタワーなのかキャロットタワーだから人参色なのか。
・・・でも、人参ってほど綺麗な橙色じゃないような。

シアタートラムは駅から歩いて3分ほどの距離。

P1010010提灯がでているので、すぐにここだってわかる。
お客さんは、老夫婦、親子連れ、若者など様々。

マジックランタンとは、江戸写し絵のこと。
日本の写し絵のはじまりは、1801年。神楽坂の貸席の有料上演だったと言われている。
風呂と呼ばれる特殊な幻灯機で極薄の硝子に手書きされた絵を美濃紙のスクリーン等に映し出す。

今回は二部構成で、第一部「賢さんのトランク」第二部「注文の多い料理店」となっている。
間に15分の休憩を挟む。

第一部は、序章といったかんじ。
少年とおじいさんが宮澤賢治のトランクから名作の原稿を見つけ、それに対して会話をかわしたり、その物語が上映されたりする。
「ひのきとひなげし」の、ひなげしさんたちがきゃぴきゃぴしていてかわいかった。

(ひのきとひなげしの内容はこちら

Chuumon第二部は、これぞ本番といったかんじ。第一部とは迫力が違った。
まず、開始時の星空が美しく幻想的。
山猫がご馳走を今か今かと待つ時のリズミカルなダンスだとか、ぎらりと光る目と口だけの恐ろしい顔だとか、色と光と音楽がとても素晴らしい。
それに対して、太っちょの二人の若い紳士はちょっと抜けているので笑いを誘う。
二人が塗りたくったクリームって、バターなんですかね。えらく美味しそうだった。

読んでしまえばあっという間に終わってしまう話なのに、それをうまくうまく盛り上げている。

(注文の多い料理店の内容はこちら

パンフレットに、『注文の多い料理店』の序文が掲載されていた。
本当に、宮澤賢治が紡ぐ言葉たちはため息がでるほど美しい。
自然に囲まれて、当たり前に感じていた美しさや心地よさを忘れている現代人は多いと思う。
私も、ついつい汚染(?)されてしまう。
歪んでいた視点を変えられるような素晴らしい言葉なので、転載します。
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わたしたちは、氷砂糖をほしいくらゐもたないでも、きれいにすきとほつた風をたべ、桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
 またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや羅紗(らしや)や、宝石いりのきものに、かはつてゐるのをたびたび見ました。
 わたくしは、さういふきれいなたべものやきものをすきです。
 これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹(にじ)や月あかりからもらつてきたのです。
 ほんたうに、かしはばやしの青い夕方を、ひとりで通りかかつたり、十一月の山の風のなかに、ふるへながら立つたりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。ほんたうにもう、どうしてもこんなことがあるやうでしかたないといふことを、わたくしはそのとほり書いたまでです。
 ですから、これらのなかには、あなたのためになるところもあるでせうし、ただそれつきりのところもあるでせうが、わたくしには、そのみわけがよくつきません。なんのことだか、わけのわからないところもあるでせうが、そんなところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。
 けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまひ、あなたのすきとほつたほんたうのたべものになることを、どんなにねがふかわかりません。

  大正十二年十二月二十日
宮沢賢治
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マジックランタンって日本の美しい伝統文化ですね

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2006/12/15

ヴァセリンガラスのランプシェード

Img_0647先日、アンティークショップで1920年代のフランス製ヴァセリンガラスのランプシェードを購入。
ヴァセリンガラスとはウランガラスのことで、何となく「ウラン」より「ヴァセリン」の方が響きが好きなので、私はそちらの名称で呼んでいる。ウランガラスというと蛍光緑の何となく攻撃的なイメージで、ヴァセリンガラスというとあたたかな灯に包まれた柔らかいイエローのイメージなのです。
正確にはヴァセリンガラスはイギリスやアメリカでの名称らしいので、フランス製のこの子が怒りそうですが。
その名の通り、ガラスに発色剤としてごく少量のウランを加えることにより、淡い黄色や緑色の美しい色をつけたガラスのこと。19世紀にボヘミアで生まれ、ヨーロッパからアメリカや日本へ広がったと言われています。
ヴァセリンガラスは、真っ暗な中で紫外線ランプをあてると、黄緑色の蛍光色として輝く。
ウランウランというと、人体への影響が危ぶまれますが、ガラスに含まれるウランは微量で、人間一人の体内にある自然の放射能と同じ程度の量らしく、健康には全く影響がないらしいので安心。

Lb27_1日本でも大正時代につくられていましたが、核兵器開発の為にウランの使用が制限されたことにより、今では海外で僅かな量が生産されている程度だそう。

私が購入したシェードは、乳白色に透明のイエローの組み合わせで、細かなドレープがついている。
べっこう飴のような懐かしい色みのイエローだと、インテリアの色を選ばないので合わせやすい。

これを買うまでは、ずっと気に入るシェードが見つからず、先住の方が残していったごくごく普通の電器を使っていた。円形蛍光灯を取り付けるタイプだったので、蛍光灯を電球色にしてみたものの、やっぱり嘘っぽい電球色が気に入らなくてちっとも好きになれなかった。

前々から1つは欲しいと思っていたひらひらしたフリルのシェードで、思っていたよりも安かったので、えいやで買ってしまいました。
実際に部屋に取り付けた時に明るさが足りるか心配だったのですが(40W)、私が好きな感じの部屋になった。(※写真だと真っ暗闇ですけど・・・実際はちゃんと明るさがあります)

Img_0650灯りひとつで部屋の印象が変わるのはわかっていたけれど、やっぱり自分が好きな色の部屋になると嬉しい。
最近は、夕暮れに夕焼けを楽しみつつ、空の澄んだ青と橙色のやわらかな灯りに包まれた室内の対比の美しさがじんわり嬉しくて、「幸せだなぁ」と感じる。
はい、休日のみのお楽しみですけどね・・・。平日はコンクリートジャングルの中で夕日も見られませんから〜。
移転前は、オフィスの窓から夕日が一望できたのに、今や見えるのはビルとお墓ですよ、くすん。

もう少し明るさが欲しいなという時は、卓上ランプを使っています。
・・・部屋にある卓上ランプはこれまたアンティークで控えめな明るさなんですけどね・・・。

でも、夜に煌々と白っぽい蛍光灯を点すのって労働する為だとか言いますね。
明らかに寛ぐ色ではないですしね。
アンティークショップのご主人だか誰だかが、こういう柔らかな灯りの中で夜を過ごすのがヨーロッパでは一般的なのに日本では労働の為の蛍光灯を日常使いしていてよくないですねと言っていたような。
まぁ、だからこれでいいのか。
でも、こんな時間にブログ更新している私はちっともご主人の言う通りになってないですね、とほほ。ごめんなさい。

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2006/12/11

映画『パプリカ』を観る

パプリカ
年度: 2006
今敏監督、筒井康隆原作
461f以前のブログにも書いた、映画「パプリカ」
テアトル新宿で観たのだけれど、なかなかの大盛況。上映の40〜50分前くらいについて、ちょうど整理券の真ん中くらい。上映開始直前は、チケットを買う為の列が長く連なっていた。

「パプリカ」とは、白衣を着た美しくて知的なセラピスト千葉敦子のもうひとつの姿。
彼女は、赤毛の明朗活発でかわいい女性「夢探偵パプリカ」となって人の夢にはいりこんで治療を行う。
装着するだけで、互いの夢を共有することができる「DCミニ」が盗まれるところから事件が始まる。
「DCミニ」を悪用した人物は、「DCミニ」を装着していない状態でも他人の夢に侵入することを可能とし、敦子の周りの人間は人格を崩壊させられてしまう。
黒幕は誰なのか?人々を悪夢から救うことはできるのか?といった話。

ストーリー自体は、わりと平凡だと思う。
犯人を探し、見つけた犯人を倒すというシンプルなもので、ミステリーというほどのトリックがあるわけでもない。

でも、それでもこの映画は観る価値がある。
なぜなら、平凡なストーリーに「他人の夢に侵入できる」というスパイスがふりかかっていることもあるし、なにより映像と音楽が素晴らしいのだ。
空を縦横無尽に自由に飛び回るパプリカ。
いる場所が変わり、ポーズが変わり、衣装が変わりとめまぐるしく動きまわるパプリカを追いかけるカメラワーク。観客は自分たちも一緒になって飛び回り、ものすごいスピードで追いかけているかのような錯覚を覚える。

Konsato061116c悪夢の世界では、古くなった家電や人形たち、招き猫、達磨、自由の女神、ブリキのロボットなどが魂がはいったかのように柔らかく動き、終わらない行進を繰り広げる。昔の日本でもてはやされて大事にされていたものの、便利な世の中になり捨てられてしまったものたちなのかもしれない。
奇怪な言葉を喋る人形たち。悪夢に侵された者は、一見賑やかなそのパレードにのせられて二度とは戻れない場所に連れて行かれてしまうという恐怖。このパレードの音楽が見事に映画を盛り上げている。
パレードで奇妙な生き物たちが盛り上がる様子は「千と千尋の神隠し」にどこか似ているかも。ちなみに、作画監督が同じ人。

おかっぱ頭の日本人形だったり、蝶の群れであったり、遊園地であったり・・・ちょっと軸がずれると恐怖を呼び起こすモチーフたち。特に青い蝶の大群は怖いだけでなく、美しい。

夢の世界なので、現実ならありえないようなことが起こる。
例えば、床が歪んで穴に落ちてしまうとか、人が人間ではないものに姿を変えるとか、空を飛ぶとか、同じ場面が繰り返されるとか、スクリーンを通り抜けるとか、写真の馬に乗ってしまうとか、何かの主人公になりきるとか。
そういった場面場面で、日頃自分が夢の中で体験している非現実的な出来事であったり、都合良く好き勝手にしていることであったり、何かに追われる悪夢の恐怖であったりというものを思い出す。

夢と夢が繋がり合った状態で、人と人が争ったら「自分の夢にいる人の方が強い」という設定がちょっと面白かった。たしかに、自分の夢だと自分の都合がいいように持っていけるものね。

物語後半では、夢と現実の境界がなくなってしまう。
悪夢が現実の世界を浸食してしまったのだ。
映画を通して自らの夢体験を思い出し、投影していた観客は、ここで自分の世界も夢と現実の境界が溶けてしまったかのような錯覚を覚える・・・といいのだけれど、そうしたかったんだろうなと思いつつ私はそこまではいっていけていなかったよう。
現実だと思っていたら夢だったというエピソードがいくつかあるので、このラストの現実世界に夢が浸食してきた様が、ただ夢の中の話のように感じてしまう。
また、最後にパプリカと黒幕が対決するのだけれど、終わり方はちょっとあっけない。

私たちが普段暮らしている世界も、視覚や聴覚で得た情報を脳が映像化しているに過ぎない。
私たちは実際にあるものを100%認識できるわけではなく、情報を端折って理解しているのであって、誰一人として同じものを見て聴いていることはない。
その脳に何かしらのことを施せば、幻覚だって幻聴だって起こりうる。
私たちが認識している「現実」と「夢」、その狭間は本当にはっきりとしているのか?
「幻覚」や「幻聴」と「夢」の違いは何?
現実と虚構の世界を決めるのは何か?
そういった問を投げかけられている気がする。

原作となった小説のほうでは精神分析学の用語が飛び交っているらしく、映画はだいぶそういう要素をそぎ落としたらしい。原作ではどういったストーリーで、あのパプリカが飛び回る様をどう文章で表現していたのか、ちょっと読んでみたい。

パプリカ [DVD]

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2006/12/07

ヤン シュヴァンクマイエルの不思議の国のアリス

「不思議の国のアリス」
ルイス キャロル (著) ヤン シュヴァンクマイエル(画)
エスクァイア マガジン ジャパン刊
★★★★☆

487295105001_ss500_sclzzzzzzz_v36286769_ヤン シュヴァンクマイエル が挿絵を描いた不思議の国のアリスの本。大型本。
シュヴァンクマイエルが、『不思議の国のアリス』の最初の挿画を手掛けたジョン・テニエルへのオマージュとして描いたイラスト絵本だそうだ。

私はアリスもジョン・テニエルもシュヴァンクマイエルも好き。
じゃぁ絶対好きなんじゃないの〜?ということで迷わず購入。
(ジョン・テニエルって誰?という方はこちら

クラシカルなイラストを使用したコラージュやフロッタージュに手描きの絵を組み合わせた、独特のテイストのアリスたち。
アンティークドールの写真も多数使われていて、私が見た事があるものもあった。

不思議の国のアリスの話を久々に読んだので、そちらの方も純粋に面白かった。
でも、どちらかというと鏡の国の方が好き。
子鹿、たくさんの編み針をもつ羊、ハンプティ・ダンプティ、馬に乗るおじいさん騎士、そっくりな太っちょの双子トウィードルダムとトウィードルディーなどキャラがより魅力的になっていて、世界が広がり、ストーリーも深くなっている気がする。

シュヴァンクマイエルが描くアリスの世界はシュールでありながら愛嬌があってかわいらしく、場面場面を切り取った紙芝居の絵を見ているようだ。
ジョン・テニエルが描くアリスの世界は緻密でクラシカルでどこか影があって美しく、人物たちが生きているようだ。
ちなみに、私はどちらがより好みか?といえばジョン・テニエル。
久々に、鏡の国のアリスも読み返そうかしら。

そういえば、私が通っていた幼稚園にはマザーグースの絵本があって、その中のハンプティ・ダンプティのページが一番好きだった。

Humpty Dumpty sat on a wall.
Humpty Dumpty had a great fall.
All the king's horses and all the king's men
Couldn't put Humpty together again.
ハンプティ・ダンプティが 塀の上
ハンプティ・ダンプティが おっこちた
王様の馬みんなと 王様の家来みんなでも
ハンプティを元には 戻せない

で、その絵本ではですね、ハンプティ・ダンプティが塀から落ちた後の絵で、殻が割れてしまったハンプティの頭から鮮やかな黄金色の黄身が流れ出していて、子供心にとてもとても美味しそうだったのですよね。黄身を掬えそうで、黄身の上を指で何度もなぞったような。
それで、その絵本はそのページしか覚えていません・・・。
よく考えたら、ちょっと残酷な絵。
くるくるまわってとけてしまった虎のバターをのせたホットケーキも、すごくすごく食べたかった。

子供の頃の、絵本にでてきた食べ物たちってすごく印象深く、結構覚えているものだ。
アリスにでてくる食べ物も、美味しそうだったな。
「チェリータルトとカスタードとパイナップルとローストターキーとタフィーとバターつきトーストを混ぜたような味がする飲み物」とか「プティング」や「バタつきパン」とか。
まぁ、前者はどんなに想像してみても決してわからない味だけれども。

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カフェ「BEAMS TIME CAFE」(渋谷)

先日、渋谷のBEAMS内「TIME CAFE」で友人とお茶をした。
期間限定でフィンランドプレートというのがあったので、それを注文してみた。

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サーモンやらジャガイモやらミートボールやらで結構ほんわかあったか美味しかったし、なによりムーミンマグで提供される珈琲がかわいい。
友人のは色柄違いのブル−のマグだった。

フィンランドって一度行ってみたい。
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TIME CAFE
TEL:03-5458-4549
住所:渋谷区神南1-14-7 2F
HP
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2006/12/05

デザインしたいと思うものの

先日会ったのは専門学校時代に一緒だった友人(私は大学卒業して就職後にDTPのキャリアアップスクールに通った)で、会うのは実に2年ぶり。
彼女はデザインよりも自分にはコピーが向いていると判断して、しばらく広告業界でコピーライターをしていたらしい。私はwebだけどデザインの仕事を続けているという話をすると、納得していたようだった、
そういえば、学生の頃、彼女は私のつくる作品を好きだと言ってくれていた。「ポストカードにしてくれたら飾るのに」とか。

その当時、私がつくる作品を好きだと言ってくれるクラスメイトは何人もいた。
色づかいだとか、世界観だとかが独特だとよく言われた。

でも、今の仕事をはじめてから、徐々にそういう自分らしい作品をつくることが出来なくなっていった。

今の仕事でやらなければいけないデザインと、私らしいデザインはちょっと離れている。
商業デザインで、イメージだけではなくわかりやすさも大事で、webで・・・となると、当然そうなのだろうけれど。
で、例えるならば、そのお仕事用の位置というか、回路はぐぐぐーっと左の方にあって。
で、私らしいデザインの回路は右の方にあって。
つまり仕事モードで左に寄ってしまった私は、右に行かないと自分らしいデザインモードにはいれないのだけれど、その移動がこれまたちょっと時間がかかったり、タイミングが悪いと障害物に阻まれてなかなか移動できなかったりする。
週末は、お仕事でかぶった毒抜き?に時間がかかったりしてね。

よく、お金の為にと社員の仕事もがっつりこなして、早朝だとか夜中には自分がつくりたいものをつくるという人もあるけれど、私はどうもそううまく切り替えられないようです。
でも、きっと、するべきタイミングにはすんなりできる気がするので、きっとそういう時期なのだろうなと思う。

自分の中では、漠然とこれからの道筋のイメージが出来上がっているので、焦らずそっちのほうへ歩いて行こうと思っている。
・・・いつも勘頼み・・・。

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2006/12/03

珈琲講座

今日、友人が珈琲講座をしに来てくれた。
最近ミルとドリッパーを買った私は、淹れ方もかなり自己流なので、プロに珈琲講座を受けたことがある友人に正しい淹れ方を教わる事になったのだ。

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我が家のミルは、プジョーのブラジル。

新宿にある珈琲屋さんでおすすめのミルをきいたところ、以前はザッセンハウスだったらしいのだけど、下請けの木材会社が倒産した関係で在庫が薄かったり色々問題があるようで。
刃も良く、現在の一押しはプジョーということなので購入した。
色は大好きな濃い茶色。
プジョーが珈琲ミルって意外だったけれど、実は160年前から手挽きミルを作り続けているのだそう。

ガリガリと豆を挽くと、無心になれる。
珈琲の香りを嗅ぎながら、ガリガリガリガリ・・・。

他のミルを使っている友人が言うには、「プジョーのミルは時間がかかるけれど、音が静かで豆がふんわり挽ける」のだそうだ。

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私が持っているドリッパーは「KONO式(コーノ式)名門ドリッパー 2006」のレッド。
円錐形のドリッパーだから美味しく淹れられるのだそう。
我が家はキッチンを赤と白でまとめているので、このドリッパーは飾っているだけでも映える。

まずは大きな薬缶でお湯を沸かす。
そのお湯を珈琲ポットやドリッパーのポット(サーバ)、カップにいれてそれぞれを温める。
珈琲ポットのお湯を捨て、再び薬缶から熱湯を注ぎ、ドリップをする。

中心部に500円玉くらいのサイズのお湯を落として、少し蒸らす。
そしてドリップを始める。

私は今まで、お湯をくるくると渦巻き状に回転して淹れていたのだけれど、正しくは中心部でゆっくり兎に角細く細くお湯を落とすのだそう。
ゆっくり、じっくり落とす。
上腕二頭筋、ぷるぷるしそう・・・。
新鮮な珈琲豆でいれると、おまんじゅうのように珈琲の粉がぷっくらと膨らむ。

落ちている珈琲の色が薄くなったら、素早くドリッパーを外す。
これで完了。

珈琲ポットは野田琺瑯社製「月兎印」ブランドのホーロー製のものにしたのだけれど、これがちょうどいい。
0.7リットルと1.2リットルで迷ったのだけれど、小さい方にしてよかった。
だって、大きい方だったらもっともっと上腕二頭筋ぷるぷる攻めですよ。
直火にかけたい人は0.7リットルだと小さいと思うのだけれど(カップ類を温めるお湯も必要だから)、直火にかけると把手も相当熱くなるようなので、私は今の薬缶で沸かす淹れ方がおすすめ。

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友人のお土産のケーキと一緒に珈琲を飲む。
・・・美味しい。
いい珈琲豆を持って来てくれたせいもあるけれど、下手なカフェの珈琲より格段に美味しい。
うわ〜、家で美味しい珈琲飲んでる〜。
感激。
今まで自分で淹れていたものもそこそこ美味しかったけれど、やっぱり味が違う。

いつも時間がなくて、平日の朝は会社の珈琲メーカーで淹れるブレ◯ディの挽き済みの粉を使ったいまいちな珈琲で我慢していたけれど、明日からは毎日朝珈琲を淹れよう・・・。
そう誓った日曜の夕方でした。

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2006/12/02

夕焼けとあたたかさ

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以前、マンションの玄関から撮影した夕焼け。たかが4階だけどそこそこ見晴らしがいい。
夕焼けを見ながら、ゆっくり深呼吸するのが好き。
脳の隅々にまで酸素が行き渡る。
ああ、もっともっと広い空の下で見たいなぁ。
そろそろ山とか海のほうに旅行しようかな。

今週は体調悪めの一週間。
風邪かな?と思いきや、風邪ともちょっと違う感じで一週間倦怠感におそわれ頭痛がしていた。
私は首の骨が人と違って真っ直ぐについていて(普通はカーブしています→写真はこちら)、人よりもかなり肩こりをしやすい身体らしいので、もしかしたらそれに加え冷えやストレスも手伝って血流が悪くなり、体調を崩したのかもしれない。

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部屋をきれいにして、旬の野菜たっぷりの身体に優しい手料理を美しい器に盛って食べて、心地のいい音楽を聴いて、新鮮な空気を吸って、暖かい陽の光を浴びながらお散歩をして、いい香りのする湯船にゆっくりつかって、温かいお布団でたっぷり寝る・・・。
そんな生活がいいなぁと思いつつも、現実はそうもいかない。仕事場は日当りも風通りもよくないビルの中で、一日中パソコンに囲まれているし、帰るのも早くないので料理だってじっくりできない。

まぁ、世の中の働いている独身人たちの大半は、ゆったりした身体にいい生活なんて、したくてもできないものなのでしょうけれど、なんだかそういう「旬のものを自分で調理して食べる」という、当たり前のことすらできない生活ってなんだか心が貧しくなりそうよね、と、自分で自分のことを危惧する。

周囲には生き急いでいるのか?というくらい仕事に明け暮れている人もいるのだけれど、ああいう人たちはそんな自分の生活をよしとしているのだろうか。最終目的はなんだろう。出世?お金?名誉?起業?出世したあとのこと、お金が増えたあとのこと、起業したあとのことまできちんと想像できている人って何割くらいいるのだろう。
そもそも明確な目的なんかなくて、周囲がみんな仕事しているからじゃぁおれももっともっと働かなくちゃが加速して止まらなくなっているだけなのだろうか。

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仕事ばかりして、プラスチック容器にはいったお弁当やお茶やサプリメントを口にいれて、外食が多くて、コンクリート打ちっぱなしの冷え冷えした家の中で真新しい家具に囲まれて・・・そんな生活ってちょっと寒気がする。

私がアンティークが好きなのって、美しさ以外にも「年月を経たあたたかさ」があるからだ。
もっと、日々の生活の「あたたかさ」を増やしたい。
昔に比べ、日本の美意識だとか情緒だとか伝統だとかは壊れてしまっているとよくいうけれど、私はせめて自分の生活にはそういったものを増やしていきたいと思っている。
それは、私にとって、がつがつ働いてお金だ出世だという生活をすることよりも、よっぽど大事なのだ。

あたたかい生活をして、自分がやりたいデザインだとかそういう方向の仕事ができたら言うことなしだなぁ。

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