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2006/11/02

夕日

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神代植物公園で見た夕日。

写真は実物ほどはっきり撮れなかったのだけれど、
金柑の蜜煮のような、透き通った橙色の太陽は目に痛いくらい輝いていた。

夕日って静かで寂しくて、でも月のように孤独な冷たさではなくて、それは夕日が刻々と姿を変えていくものだからかもしれない。

以前、夕日の中知らない街を彷徨う夢をみた。
街の人々は夕餉に間に合うようにと、みな家々に向かっている。
学校帰りの自転車に乗った学生、遊び終わった子供、会社帰りのお父さん。
そんな中、私だけはどこに帰ったらいいのかわからず、見知らぬ街をただうろうろとしている。
私は橙色の空気に染まりながら、自分には帰る場所がないことを知っているのに、歩みを止められないでいる。
子供の頃、遊び疲れて帰ると母親がこしらえた温かいお夕飯が待っていたことを思い出しながら、あの家はどこに行ってしまったんだっけと考えている。
そんな夢だった。
起きた後、酷く寂しくて、帰る場所もなくて待っている人もどこにもいない世界って時が止まったように空気が重たくて、世界自体が丸ごと他人事のように感じるのだなと思った。

夕日には懐かしさだとか、終焉だとか色々なイメージがあるけれども、ほんのちょっぴり「狂気」もある気がして、それはムンクの叫びの空の色に喚起されているのかもしれない。

「夕暮れ時、私は二人の友人と共に歩いていた。
すると、突然空が血のような赤に染まり、私は立ちすくみ、疲れ果ててフェンスに寄りかかった。
それは血と炎の舌が青黒いフィヨルドと街に覆い被さるようだった。
そして、自然を貫く果てしない叫びを感じた。 (エドヴァルド・ムンク)」

ムンクといえば、「叫び」だけでなく「マドンナ」も好き。
別名「受胎」とも呼ばれる作品で、美しい女性にべったりと張り付く死のイメージがなんともいえない作品。
遠目に見ると、女性の顔が髑髏に見える。

マドンナの参考画像はこちら

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